NHK、田代容疑者起用で「当然チェックは行っていた」 Eテレ「バリバラ」講師役

[ 2019年11月7日 17:32 ]

元タレントの田代まさし容疑者
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 覚醒剤取締法違反の疑いで逮捕された元タレントの田代まさし(本名政)容疑者(63)に対して、NHKは7日、「大変残念だ」との見解を示した。上田良一会長の定例会見で、制作局の幹部が述べた。

 田代容疑者は今年7月に、薬物依存をテーマにしたNHK Eテレのバラエティー「バリバラ」に講師役で出演。生徒役のアイドルから「逮捕されてもやめようとは思わなかった?」と聞かれると「毎回思う」としながらも、「薬の魔力が勝ってしまってまた使って罰せられる。刑務所に入れられても、ただ“悪のコネクション”が広がるだけだった」と明かし、薬物依存症の恐ろしさを力説していた。 

 NHK側は、田代容疑者を起用した経緯について「薬物に依存した経験のある当事者の声を聞いて、その経験から学ぶ大切さを伝えようという趣旨で放送した番組」と説明。「そういう意味で言いますと、今回の逮捕は、その趣旨から全く外れたものでして大変残念だとしか言いようがない」とコメント。

 「出演に当たってのチェックは当然行っていた」と強調。「(田代容疑者)本人に関わる薬物依存の回復施設の関係者、薬物治療の専門家にも事前に意見を聞いて、さらに、ご本人の講演活動など日常的な活動も実績をチェックした上で出演に踏み切った」という。

 同幹部は、「ですので、返す返すも今回のような形になってしまって残念だというのがNHKの見解であります」と述べた。

 また「この後、どういう形で(薬物への)依存が続いていたのかどうかは裁判の過程で明らかになるかもしれないので軽々には申し上げられないが、こういった薬物依存の問題を何らかの形で世の中に伝えていくときに当事者の声は大事だと思う。どういう事前のチェックをしながら伝えていくのか。今回の件からも学ばせて頂きたい」とした。

 田代容疑者は今月6日、宮城県警に逮捕された。逮捕容疑は、8月23日に宮城県塩釜市の宿泊施設で、また11月6日に杉並区で、それぞれ覚醒剤を所持した疑い。過去にも覚せい剤取締法違反などの罪で有罪判決を受けている。出所後は薬物更生施設に所属して薬物依存の実態を伝えるセミナーなどを行っていた。

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