藤井七段 今年中のタイトル獲得は消滅 竜王戦決勝T準々決勝で豊島2冠に敗れる

[ 2019年7月23日 22:50 ]

竜王戦決勝トーナメント準々決勝、藤井聡太七段(左)と豊島将之名人。先手で初手を指す藤井七段
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 将棋の最年少プロ棋士・藤井聡太七段(17)が23日、大阪市の関西将棋会館で指された竜王戦決勝トーナメント準々決勝で名人と王位を持つ豊島将之2冠(29)に146手で敗れた。これで、今年中にタイトルを獲得する可能性がなくなった。

 19日に誕生日を迎えてからの初対局は最後まで二転三転。3回戦の前王将・久保利明九段との対局に続いてともに1分将棋にもつれ込む大熱戦となったが、最後は現役最強棋士の1人の華麗な指し回しに力及ばなかった。

 豊島が一宮市出身、自身も瀬戸市出身・在住。愛知県ゆかりのスター棋士同士、盤上で激しく火花を散らしたが、開局から13時間近くたった午後10時48分、負けを認め、うなだれながら頭を下げた。

 くしくもこの日、未放映だった銀河戦Eブロック最終戦(対局日は5月23日)で豊島と対戦した模様が午後1時から放送され、敗れたことが判明。“同じ棋士に1日2敗”(公式記録上は異なる)という珍しい形で、通算対戦成績も3戦全敗となった。苦手意識を完全に植え付けられた形で、終局後も「駒がぶつかってから、読みの精度で差が出てしまった」と棋力の差を素直に認めつつ、何度も考え込んでいた。

 タイトル挑戦・獲得の難しさについては「今の自分の実力では足りないところが多い。まだまだ力を付けることが必要」と淡々。今年度中(来年3月まで)にタイトルを獲得できる目を残すのも、2次予選準決勝まで勝ち進んでいる大阪王将杯王将戦のみとなった。

 屋敷伸之九段が持つ最年少タイトル挑戦(17歳313日)と獲得(18歳195日)の両記録更新に残された時間、タイトル戦の数とも少なくなってきた藤井。必要とされる更なるレベルアップを図るべく、もがき続ける高校生活2度目の暑い夏休みが始まる。

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