今更そんなことを言われても…宮迫の処分撤回も関係者「現時点で復帰0%」

[ 2019年7月23日 05:30 ]

吉本興業 岡本社長会見

ボードを横に会見を行う吉本興業・岡本昭彦社長(撮影・久冨木 修)
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 急転直下の処分撤回だ。岡本氏は会見の冒頭で「2人にああいう記者会見をさせてしまった。非常につらい思いをさせてしまって、本当に申し訳ない」と謝罪。その上で、一度は契約を解消した宮迫の処分を撤回し、亮とも契約解消をしない意向を明かした。

 「2人が席についていただけるならば、全力でミーティングさせていただき、いつの日か戻っていただいて、全力でサポートしていきたい」と、2人と向き合う決意も語った。ただ、これはあくまでも岡本氏の希望だ。会見前に2人に連絡を入れることもしておらず、現時点では一方的な“片思い”にすぎない。

 岡本氏は処分撤回の理由を「2人の会見を見て自分自身が情けなかったというのと、申し訳ないことをした」ことと説明。つまり、人生を左右する決定を感情的な部分で下したことになる。また、撤回する処分内容についての答弁も二転三転。契約を解消していない亮は、現在も謹慎中の身分。ただ、その「謹慎の処分を解く」という説明をし、後に弁護士が訂正する場面もあった。しどろもどろな回答が、急な決定であることを示していた。

 こうして下された岡本氏の決断だが、宮迫と亮が吉本に戻る可能性は低い。関係者は「現時点ではほぼ0%」と語る。

 特に自ら「契約解除してほしい」と語った亮の意志は固い。「ただ謝罪がしたい」という希望さえ通してくれなかった吉本幹部への不信感は強い。関係者は「不誠実な対応ばかりされてきたので、本人は“今更そんなことを言われても”という気持ちだ」と明かした。岡本氏の意向とは裏腹、亮の“吉本復帰”には厚い壁がある。

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