藤井七段、17歳初の対局 豊島名人と激突 竜王戦決勝T準々決勝

[ 2019年7月23日 10:52 ]

竜王戦決勝トーナメント準々決勝、藤井聡太七段(左)と豊島将之名人。先手で初手を指す藤井七段
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 将棋の最年少プロ棋士・藤井聡太七段(17)が23日、大阪市の関西将棋会館で午前10時に始まった竜王戦決勝トーナメント準々決勝で豊島将之名人(29=王位と2冠)と対戦している。

 19日に17歳の誕生日を迎えてから、これが初めての対局。5日に行われた3回戦で、前王将でA級棋士の実力者・久保利明九段(43)との深夜に及ぶ激闘を制し、この一戦に駒を進めていた。

 振り駒で先手は藤井に。ともに最初に飛車先の歩を突き、静かな対局室に駒音が響いた。2人の公式戦での対局(本日放送される銀河戦Eブロック11回戦の結果を除く)は2017年8月に棋王戦本戦2回戦で1度あり、その時は千日手指し直しの末、豊島が勝っている。藤井はこの日の対局で敗れれば、年内にタイトルを獲得する可能性はなくなる。

 勝者は次の準決勝で渡辺明3冠(35=王将、棋王、棋聖)と対戦。その勝者が広瀬章人竜王(32)への挑戦者をかけた決勝3番勝負に進出できる。

 持ち時間は各5時間。昼・夕の2回の食事休憩を挟み、本日夜までの終局が見込まれている。

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2019年7月23日のニュース