ブラマヨ小杉、ラグビー日本代表にエール「9・20初戦に勝って」

[ 2019年4月22日 17:03 ]

ラグビーW杯日本代表へエールを贈るブラックマヨネーズ・小杉竜一
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 悲願の決勝トーナメントへ―。9月20日から日本各地で開催される「ラグビーW杯2019日本大会」を前に、芸能人・著名人のラグビー通が日本代表へ熱烈なエールを贈った。まずは自身も高校時代に選手とし「花園」を目指したお笑いコンビ・ブラックマヨネーズの小杉竜一(45)。「スコットランドにリベンジして、決勝トーナメントに出てほしい」と予選リーグ突破を熱望している。(古野 公喜)

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 前回のW杯イングランド大会初戦・南アフリカ戦。過去2回の世界一を誇る強豪を相手に、日本代表はラストプレーで奇跡の大逆転。世界中のラグビーファンに衝撃を与えた。小杉は「朝早くから、生でテレビで観てました。感動して、興奮して。最後のスクラムを選択した瞬間から涙が止まらんかった」と振り返った。勝った直後に同じラグビー経験者のスリムクラブ・真栄田賢(43)から電話があり「滑舌悪いのに真栄田は興奮してて、何を言ってるか分からなかった。でも、ボクも興奮していました」と笑った。


 小杉自身、京都府立桂高校時代はラグビー部に所属。中学まで空手をやっていたが「何かを一生懸命やり遂げたことがなかった」と高校入学時に何かスポーツに3年間打ち込もうと決意。ラグビー部の門を叩いた。20キロ以上の減量で今は98キロの体重も高校当時は68キロでポジションは右プロップ。京都は当時、伏見工(現京都工学院高)、東山、花園など強豪校が多く「ベスト8が至難の業」だった。一番の思い出はレギュラーとなった高校3年で準々決勝に進み、目標達成した後の最後の試合。相手はその年、日本一に輝いた強豪・伏見工だった。


 「伏見工はメチャ強くて、50点ぐらい取られてこちらは無得点。でも、終了間際にゴール前まで攻め込んで大チャンス。ここで相手ペナルティをもらった」。どこかで聞いたような話。そう、15年W杯南アフリカ戦と同じようなシチュエーション。日本代表はスクラムを選択してあくまで勝利を目指し、感動的な逆転勝ちを演じた。当時も「トライ狙え」という会場の雰囲気だったが、小杉ら桂高フィフティーンはPGを選択し3点ゲット。完封負けを阻止した。ノーサイドの笛の後、小杉らは「一矢報いた。やりきった」と号泣。だが、相手は「3点取られて」と監督に怒られていた。「すぐに涙も引いた」。ただ、3年間続けられたことが「いい思い出。芸人で頑張れたのも、ラグビー部の3年間があったから。人生に生かせてます」と振り返った。


 日本の初戦は9月20日のロシア戦(東京・調布)。格上のアイルランド、スコットランドのどちらかに勝つなど4試合で3勝しなければ、決勝トーナメント進出は厳しい。「初戦に勝って、勢いつけて。やってくれそうな気がします。ぜひ、生で観戦したい」。MBSテレビ「戦え!スポーツ内閣」(水曜後11・58)で共演した田中史朗(34)に、特に注目している。


 小杉は5月18、19日に「小杉ライブ~100回越え、NGKの地下の劇場に戻ってきました~」が控えている。


 ◆小杉 竜一(こすぎ・りゅういち)1973年7月5日、京都市右京区(現西京区)出身の45歳。桂高からNSC大阪校13期生。98年に吉田敬とお笑いコンビ「ブラックマヨネーズ」を結成。05年に「M―1グランプリ」で優勝。高校時代はラグビー部に所属。

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