10歳のプロ囲碁棋士・仲邑菫初段 プロデビュー戦は黒星…16歳に敗れる

[ 2019年4月22日 17:22 ]

<第29期竜星戦予選>対局に敗れ感想戦を行う仲邑菫初段(撮影・亀井 直樹)
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 4月に史上最年少でプロ囲碁棋士となった仲邑菫初段(10)が22日、公式戦デビュー。日本棋院関西総本部(大阪市北区)で行われた「第29期竜星戦予選B」で同じ新人女性棋士の大森らん初段(16)との初手合(公式戦第1局)に臨み、初黒星を喫した。

 仲邑は10歳1カ月での初の公式戦。藤沢里菜女流3冠(20)の11歳8カ月を抜き史上最年少となる。プロ入り前から井山裕太5冠(29)をはじめ最少ハンデで国内外のトッププロと記念対局。白いカーディガンに赤と白のボーダーのブラウス、紺のスカートという出で立ち。プロとしての真剣勝負が始まった。

 2人はともに関西総本部に所属する同期。で森もこれが初の公式戦。仲邑は日本棋院が世界で勝てる棋士を育成するため新設した「英才特別採用推薦」枠で、史上最年少の10歳0カ月でプロ入り。大森は広島県江田島市出身。昨年度の関西総本部院生研修リーグで総合3位。新設の「女流特別採用推薦」枠でプロ棋士となった。

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