山口真帆 卒業発表の場で爆弾発言! AKS社長から“パワハラ”「居場所はなくなった」

[ 2019年4月22日 05:30 ]

涙ながらに手紙を読んで卒業発表の思いを語るNGT48山口真帆(C)AKS
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 NGT48が21日に新潟市の専用劇場で開いたチームGの千秋楽公演で、昨年暴行被害に遭い、運営側の対応を批判していた山口真帆(23)が卒業を発表した。運営側との溝が埋まらなかったことを明かし「今の私にできるのは卒業発表しかない」と決別を宣言。山口と仲のいい長谷川玲奈(18)と菅原りこ(18)も卒業を発表した。

 1月10日の3周年公演以来、101日ぶりに公の場に姿を見せた山口。笑みを浮かべて歌ったが、アンコール終了後のあいさつで「NGT48を卒業します」と切り出した。

 手元に用意したのは約1600字に及ぶ手紙。読み上げた内容は48グループ史上最大級の衝撃的なものだった。事件を巡り「(運営会社AKSの)社長からは“不起訴になった。イコール事件じゃないってことだ”と言われ、そして今は“会社を攻撃する加害者だ”とまで言われている」と主張。かねてファンと私的交流するメンバーを解雇し、グループの健全化を図るよう運営側へ訴えてきたが、結論は不問だったことに対し「目をそらしてはいけない問題に対して“目をそらさないなら辞めろ。新生NGT48を始められない”というのがこのグループの答えでした」と訴えた。絶望感を漂わせ「もうここには私がアイドルをできる居場所はなくなってしまった」と語った。

 卒業発表の場で暴露したAKS社長からの“パワハラ”。この主張が事実なら、NGTの存続が危ぶまれるだけでなく、48グループ全体の問題に発展するのは確実。AKSは山口の主張が事実だったかを含め、事実関係を明らかにしていない。ただ、山口の怒りを代弁するように、劇場が入居する商業施設には男性ファンの「ふざけるな、おい!」という怒号が響いた。

 山口とともに卒業を発表した長谷川は「本当はもっと頑張りたかった」と心境を吐露。足のケガで一部出演にとどまった菅原は「心の支えになってくれてありがとうございます」と志半ばでの決別に悔しさをにじませた。

 公演後、男性ファンの一人は「運営側は(結果的に)山口さんを卒業させる最悪の選択をした」と批判。別の男性ファン(58)は「女の子が企業にこういう追い込まれ方をするのは良くない」と怒り心頭だった。

 3人は5月5、6日に行われるパシフィコ横浜での握手会に出席。合同で同18日に卒業公演を行う。この爆弾発言があった中で、他のNGTメンバーと果たして共演できるのか。発言内容の真偽も含めて、事態はさらに混迷の度合いを深めている。

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