柴咲コウ「直虎」で滝行初体験「病みつき。プライベートで行こうかな」

[ 2016年12月5日 15:00 ]

2017年NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」初回完成披露試写会に出席した柴咲コウ
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 女優の柴咲コウ(35)が主演するNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(来年1月8日スタート)の初回完成披露試写会が5日、東京・渋谷の同局で行われ、柴咲が報道陣の取材に応じた。

 戦国時代の女性城主・井伊直虎(なおとら)の生涯を描く物語。初回が完成し「いよいよ始まるんだな。放送間近なんだな」としみじみ。柴咲が本格的に登場するのは5話から。それまでは子役たちが世界観を描き出すことになるが、「直虎という人物はあまり世に知れ渡っていないですし、私自身も撮影が始まるまでは知らなかった。そういったバックグラウンドをきちんと描いてから、直虎という人物をしっかりと描いていけるんじゃないかと思う。おとわちゃん(直虎の子供時代)たちの演技を見ながら、こういう人物の礎を築いた上で私の出番になったので、やりやすい形で撮影に入らせていただいた」と話した。

 初回について「瑞々しいなと。井伊の国が水が豊かな国でそういった感じをちゃんと描けているなと。清々しさ、清らかさを感じた」。子供時代を演じた新井美羽ちゃん(10)については「どこを切り取っても快活で、演じているというより、少女が活き活きと生きているなと感じた」と絶賛。「えー!とか、わー!というリアクションは大人になってもそんなに変わらないと思った」とし、美羽ちゃんの演技を参考にしたという柴咲。スタッフからちょっとした仕草での共通点を指摘されたといい、「乾燥をした唇の皮をむくのがたまたま偶然一緒だったみたいで。まったく一緒だ!って言われました」と笑顔を浮かべた。

 第5話では、出家し、次郎法師となった主人公が滝行を行うシーンもある。浜松市内で行われた撮影を振り返り、「滝行またしたいです」と満面の笑み。「ちょっと病みつきになるかも。早朝からのスタンバイで朝早くからの撮影で、意外と寒くて大変だったんですけど、いざ滝に打たれてみると、撮影だ!とか、すべてどこかにいっちゃって、“今、私は般若心経を唱えてるな!”というその一心でいた。こういうのが修行って言うんだなと。目の前に起こっていることだけを見据えて、それ以外のことが排除する、集中力を鍛えるんだなと思った。1回やったからって忘れちゃうものなので、またプライベートで行こうかなと思います」と初めての滝行にテンションを上げていた。

 直虎は遠江(静岡県西部)の武将・井伊直盛の一人娘として生まれ、男たちが戦乱で絶えたため男の名前で家督を継ぎ、知恵と負けん気で井伊家を守った。後に徳川家康の重臣となる直政を養母として育て、幕末の大老・直弼の先祖にあたる。初回「井伊谷の少女」は60分の拡大版で放送される。

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