やく氏「日本死ね」論争で見解「物議醸し議論に…広い意味で流行語」

[ 2016年12月5日 13:21 ]

やくみつる氏
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 1日に発表された「2016年ユーキャン新語・流行語大賞」で、「保育園落ちた日本死ね」がトップ10入りしたことで賛否両論が沸き起こっている中、選考委員で漫画家のやくみつる氏(57)が5日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)で見解を披露。流行語なのか?との疑問に「そこから議論が巻き起こるのも広い意味での流行語」と訴えた。

 今年の流行語大賞トップ10に選ばれた、待機児童問題を訴えた「保育園落ちた日本死ね」。番組では、タレントのつるの剛士(41)がその過激な言葉を受け「悲しい気持ちになった」とツイッターで心境を明かしたことなどを取り上げた。

 番組の電話取材に応じたやく氏は、同フレーズの選出について「当初は嫌悪感を示した一人」と明かしつつ、「それとこれとは話が違う。流行語を選ぶにあたって、過激とか穏当とかは、言葉を選ぶときに何の尺度にもならない」と「過激」なことが選ばない理由にならないと発言。「こういう言葉は流行語大賞でしか拾い得ない」と、この言葉を選ぶことが、賞の意義であると説いた。

 また「そもそも流行語ではないのでは」との指摘にも言及。「口の端に上るという意味での流行語もある」と話した上で、「そこから議論が巻き起こるのも、広い意味での流行語」とコメント。過激な言葉をきっかけに広く議論されたことから「流行語なのでは」との見解を示した。

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2016年12月5日のニュース