銀シャリM―1王者!昭和香るしゃべくり漫才 昨年2位から頂点

[ 2016年12月5日 05:30 ]

Mー1グランプリを制した銀シャリの鰻和弘(左)と橋本直
Photo By スポニチ

 漫才日本一決定戦「M―1グランプリ2016」の決勝が4日、都内で行われ、「銀シャリ」が優勝。参加3503組の頂点に立ち、賞金1000万円を手にした。前年2位からの優勝は10年の笑い飯以来で3組目。昭和の香り漂う正統派のしゃべくり漫才で12代目王者となった橋本直(36)は「この大会に優勝したいと思って漫才を始めた。夢のよう」と興奮気味に話した。

 伝説の漫才師「横山やすし・西川きよし」を思わせる青ブレザーと赤ネクタイ。鰻(うなぎ)和弘(33)がとぼけた顔でボケを繰り出し、橋本が七色のツッコミを見せる。王道のスタイルで日本一を勝ち取った。

 第1ラウンドでは得意の「ドレミの歌」ネタを披露し敗者復活の「和牛」とわずか1点差で1位。上位3組による最終決戦は、審査員の「ダウンタウン」松本人志(53)が「今までで一番の僅差やないですか」と評した激戦となったが「しゃべくりでいくぞ、という決意表明」という雑学ネタで、5人中3人の票を集めた。

 昨年も第1ラウンドを1位通過しながら、最後に敗者復活の「トレンディエンジェル」にさらわれた。橋本は「悔しかったけど、それで本気のスイッチが入った」。敗北後は、これまでにない数のネタを作り、持ちネタの微調整を繰り返した。「今年が勝負やと、2人の思いが一致した」。

 大阪では賞レースの常連でテレビ出演も多いが橋本は「去年の敗北で、全国区にならないと、と思った」と、東京進出も視野に入れる。全国で6人しかいないという珍名の鰻は、先祖2人が食後まもなく謎の死を遂げたことから家訓で禁じられているウナギ食に全国ネットで挑むか聞かれ「失敗イコール死ということになる。兄がうなぎパイを食べ泡ふいて倒れたので踏み切れない」としながら「やれと言われる機会もあるやろうなあ」と苦笑いを浮かべた。

 賞金1000万円の使い道について、鰻は「去年のハワイ挙式で家族全員の旅費を払い、会社に借金が380万円残ってるので返済したい」、橋本は「金をちらつかせて結婚したい」と笑った。優勝の瞬間、「不思議と涙は出なかった」と話した2人。橋本は「漫才は、誰にも邪魔されない聖域。この先どうなっても、僕らの基盤は漫才です」と力強く宣言した。

 ◆銀シャリ 吉本興業所属。NSC大阪25期生。2005年6月に結成。鰻和弘(うなぎ・かずひろ、33)がボケ担当、橋本直(はしもと・なお、36)がツッコミ担当。「ABCお笑い新人グランプリ」で、07、09年に新人賞、08年に優秀新人賞を受賞。10年の「NHK上方漫才コンテスト」で優勝。

続きを表示

この記事のフォト

「美脚」特集記事

「連続テレビ小説「スカーレット」」特集記事

2016年12月5日のニュース