蔵之介 1万人の第九で亡き父に贈る朗読「きっと届いている」

[ 2016年12月5日 05:30 ]

大阪城ホールで1万人を前に朗読する佐々木蔵之介
Photo By スポニチ

 俳優佐々木蔵之介(48)が4日、大阪城ホール(大阪市中央区)で開かれた「サントリー1万人の第九」(本社後援)に出演し、第九の第4楽章で合唱されるシラーの詩の日本語訳「歓喜に寄せて」を朗読した。初体験に感激し、来年の登板も直訴した。

 初の音楽イベントでの大役。2009年の大みそかに格闘技イベント「ダイナマイト!!~勇気のチカラ~」でリングアナを務めて以来という畑違いの大舞台に、「周りが見えない。ダイナマイト!!の1万倍のパワーが要った」と苦笑いした。

 佐々木は、10月に父で佐々木酒造会長の勝也さんを胃がんのため、83歳で亡くした。7月上旬に今回の朗読者に決まった際、病床の父が喜んでくれたという。「病室で看護師さんにも“息子が朗読やるんや”と話していた」と明かし、「残念ながら今日は見てもらえなかったが、(天国で)聞いて喜んでいると思う」としみじみ。自身も第九の大合唱を鑑賞中、「天上に光が立ち上るような気がして、ホールの天井を見上げた。父に届いている」と語った。23日午後1時55分、MBS系で放送。

続きを表示

2016年12月5日のニュース