「ずるい勉強法」“元ビリ男”弁護士が明かす1カ月で点数を上げる方法

[ 2016年12月5日 13:00 ]

受験生に役立つ勉強法を指南した佐藤大和弁護士
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 クリスマス明けの26日にTBSで映画「ビリギャル」(後9・00)が地上波で初放送される。学年一の落ちこぼれだった女子高生が慶大合格を決めた実話に基づく青春物語で、昨年の大ヒット作。年明け早々にやって来る大学入試センター試験(来年1月14、15日)直前のタイミングでの放送だが、時間が惜しい受験生は見るかどうか悩ましいところだろう。個人的には、本番のイメージを膨らませるという意味で冷静に視聴するのは意外とアリかもしれないと思っている。

 あと1カ月。最後の追い込みで点数を少しでも上げたいのが人の性。「1カ月で点数を上げる方法はある」と言うのが、新著「ずるい勉強法」(ダイヤモンド社)を先月発売したレイ法律事務所の佐藤大和弁護士(33)。

 地元宮城県石巻市内の進学校に通うも学年模試で偏差値30の学年ビリ。典型的な金髪ヤンキーとして遊びに明け暮れ、2浪の末に三重大文学部に合格。進学後に独学で勉強のコツをつかみ、当時倍率約8倍の難関だった法科大学院に合格し、その後、司法試験に一発合格するなど“ビリギャル”を彷彿とさせる起伏に富んだ青春時代を過ごしてきた異色の弁護士だ。

 そんな佐藤氏は「勉強も戦略が大事」と説き「センター試験の過去問10年分の答えと問題をとにかく“見る”こと。もう時間がないため解かなくていい」と強調する。年ごとに問われ方が違ったとしても答えはだいたい似通っているため、要点を押さえることができるという。さらに「答えと問題を覚えながら、問題を見た瞬間に“答え”と“解き方”が思い浮かぶか。頭の中ですぐに思い出す習慣をつけて“引き出し力”も磨く。そうすることで各教科10点、20点は少なくとも底上げできる。余裕があれば、予備校のセンター試験の問題集も同じように勉強してほしい」とも語る。

 佐藤氏は結果に結びつく秘訣を「テレビを見ながらでも音楽を聴きながらでもいい。楽をしていいから、とにかく続けることが大切」と強調。「暗記は苦手」「今の時期、何をすればいいか分からない」と悩む学生は、自分の勉強法を見つめ直せば扉は開くかもしれない。

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