中森明菜、完全復活の80分 開演20分遅れた理由は…

[ 2016年12月5日 09:55 ]

中森明菜
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 歌手の中森明菜(51)が4日、東京・ヒルトン東京お台場でディナーショーを行い、7年ぶりにステージ復帰した。

 白と黒を基調にしたドレスに仮面姿で登場。14年のNHK紅白歌合戦で米国からの中継で披露した「Rojo―Tierra―」でスタート。仮面を外すと歓声が湧き、歌い終えると「こんばんは、中森明菜です」とあいさつした。

 この日はファンクラブ会員限定のショーで、800人が拍手と「明菜コール」を送って登場を期待する中、20分遅れて開演。「楽屋で大きな拍手が聞こえて泣いちゃった。つい、声援を聞いていて遅れてしまいました」と謝罪すると、客席からもすすり泣き。さらに「長い間待たせてしまってごめんなさい。ずっとファンクラブに残ってくれてありがとう」と感謝した。

 やや痩せた印象だが、終始笑顔がはじけた。ヒット曲「十戒」ではイナバウアーのように反り返るお決まりの振り付けを豪快に披露。アン・ルイスの「あゝ無情」や山本リンダの「どうにもとまらない」などのカバーにも挑戦した。

 ディナーショーとは思えない躍動感あふれるステージでファンを喜ばせる一方で、トークでも笑わせた。14年の紅白で歌う前に「日本は今、低気圧の影響でお天気が荒れていて大変なようですね」と話したことの裏話を披露。「NHKの担当者が“どうも日本は低気圧で天気が悪いらしい”と言っていたのでそのまま話してしまった。後悔してます。もっと自分らしく話せばよかった」と言うと、場内は大爆笑だった。

 最後は赤いドレスに着替え「昔ほどできない」と前置きしながらも「ミ・アモーレ」「飾りじゃないのよ涙は」「DESIRE」などのヒットを畳み掛けた。約80分間のステージで見せた声量は7年前よりも増した印象。歌姫の完全復活を印象づけた。

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