巨人・阿部監督 坂本の7番起用は投手コーチの意見も取り入れて決定「独断で僕が決めたわけじゃない」

[ 2024年6月14日 21:45 ]

交流戦   巨人7―2日本ハム ( 2024年6月14日    エスコンF )

<日・巨(1)>2回、先制ソロを放った坂本(左)を出迎えるベンチの阿部監督(撮影・高橋 茂夫)
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 巨人の坂本勇人内野手(35)が14日の日本ハム戦(エスコンF)で2回に50日ぶり一発となる先制&決勝の4号ソロ。チームの2年ぶり6連敗を止め、3年ぶり7連敗を阻止した。

 「7番・DH」に入り、2試合ぶりに先発復帰。先発7番は2023年4月29日の広島戦(東京D)以来412日ぶりで、DH起用は2018年6月3日のオリックス戦(京セラD)以来2203日ぶりとなった。

 すると、第1打席でいきなり最高の結果を出した。0―0で迎えた2回だ。2死走者なしの場面で打席に入り、相手先発左腕・山崎福也がカウント1―1から投じた3球目、外角チェンジアップを左翼スタンドへ叩き込んだ。

 坂本の本塁打は4月25日の中日戦(東京D)で相手先発右腕・柳から3号3ランして以来50日ぶり。昨年の交流戦では13年ぶり6本目のサヨナラ弾を含む4本塁打を放ち、10打点と活躍したが、交流戦における本塁打はこれで通算40本目。DHでは通算4試合目の出場で自身初の一発となった。

 試合後、坂本の一発について聞かれた阿部慎之助監督(45)は「良かったです。勝つってうれしいね」とまずはコメント。

 さらに、坂本を7番に入れた理由について聞かれると「今日はピッチングコーチとバッテリーコーチとヘッドコーチ含めて、相手が嫌かもしれないなっていう打順でいってみようってことで。独断で僕が決めたわけじゃないから。その人たちも」と異例の“トップ会談”で決まったことを明かした。

 投手コーチも含めた話し合いで坂本の打順を決めるのは初めて。「7番にいたら…どこにいても嫌なんだろうけど、下位にいるっていうことが。そういうのも多分あったと思う」と阿部監督。

 試合前まで8打席連続無安打だった坂本には「今日ちょっとだけアドバイスはしたんだけど。すぐああやって結果出せるし。それをどう継続していくかってことが大事だと思います」とアドバイスを送っていたことも明かしていた。

 なお、坂本が本塁打した試合はこれで今季4戦全勝となっている。

 【坂本勇人の今季本塁打】
3月30日 ○5―0阪神(東京D) 先発左腕・大竹から左越え1号ソロ
4月12日 ○9―4広島(東京D) 先発右腕・九里から左越え2号ソロ
4月25日 ○3―2中日(東京D) 先発右腕・柳から左越え3号3ラン
6月14日 ○7―2日本ハム(エスコンF) 先発左腕・山崎福也から左越え4号ソロ

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