阪神・原口「何とかしたい気持ちでいた」6試合ぶり4度目の先発出場で“神の手”生還&トドメ弾

[ 2024年6月14日 05:15 ]

交流戦   阪神5-0オリックス ( 2024年6月13日    京セラD )

<オ・神> 4回1死二、三塁、三塁走者・原口は梅野のゴロで生還する (撮影・後藤 大輝)
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 阪神・原口文仁内野手(32)が頭脳的な「神タッチ」で先制の決勝点を生んだ。4回先頭で四球を選び、1死後に豊田の二塁打で三進。続く梅野の遊ゴロで本塁へ突入し、若月のタッチをかいくぐり左手でベースに触れた。オリックス側のリクエストでも、セーフ判定は変わらなかった。

 「思ったよりもワンテンポ、送球が来るのが遅かったので、もう一つ奥まで走れたかなと。無我夢中で、どうやってタッチをくぐろうか、と考えるヒマもなく、体が反応した」

 タイミングはアウトだった。明暗を分けたのは紅林のワンバウンド送球。球の勢いが人工芝に取られたことでスライディングに入る直前にもう一歩、前進できた。減速も最小限に抑え「イメージしていたヘッドスライディングとは全然違う」と苦笑いし「一歩、距離を稼げた」と胸を張った。三塁からのスタート直後、一瞬で下した決断が勝敗を分けた。

 7回2死では3番手・才木から5月16日の中日戦以来の2号ソロを左翼席へ運んだ。

 「追加点がほしいとベンチでも言っていたので、1点入って良かった。いい形でボールを見られていたので、いい当たりにつながったんじゃないかな」

 伏線は2回1死の第1打席。カウント3―1から田嶋の直球を叩き、左翼ポールの上を通過して5階席へ。祈り届かずファウルだった。岡田監督も渋面を浮かべる微妙な判定にも屈せず、正真正銘の一発を鮮やかに打ち直した。「強い真っすぐを持っている投手が多い。負けないように」とうなずいた。

 先発出場は6試合ぶり4度目。2日のロッテ戦、6日の楽天戦は無安打だった。「自分の中でも少し気になっていた。2試合、タコが続いてたので、何とかしたい気持ちでいた」。猛虎が意地を見せた関西ダービー最終戦は、不屈の男にとっても雪辱の舞台となった。 (八木 勇磨)

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