楽天 交流戦初V王手!優勝M2 “G党”左腕・藤井で巨人3連破

[ 2024年6月14日 05:30 ]

交流戦   楽天3―0巨人 ( 2024年6月13日    楽天モバイル )

<楽・巨>交流戦優勝までM2。ポーズを取るフランコ(左)と藤井(撮影・篠原岳夫)
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 いよいよ王手だ!楽天は13日、巨人戦に3―0で勝利して3連勝を決め、今季初の貯金1。首位を快走する交流戦は12勝3敗とし、優勝へのマジックを1つ減らして2とした。先発の藤井聖投手(27)は5回を3安打無失点で自身5連勝となる5勝目を挙げ、12球団トップとなる交流戦3勝目。14日の広島戦(楽天モバイル)に勝利し、2位のソフトバンクが引き分け以下なら球団初の優勝が決まる。

 先発を任された責任、そしてチームを交流戦初優勝に近づけようとする強い思いが背中を押した。藤井は初回以外、全ての回で走者を背負ったが、2、4、5回と3度も併殺打を打たせてホームを踏ませず5回を3安打無失点。「いつも通り粘れた。気合と根性で投げました」と誇った。

 実は2日前まで39度2分の高熱があった。ここ2日は平熱だったことで予定通り先発。体調不良の影響か手のしびれも感じていた。それでもENEOS時代には初回に脇腹を肉離れしながら7回まで投げた経験もある左腕は役割を果たして「根性はあると思う」と笑顔。そのENEOSも同時刻のナイターで東芝を倒して5年連続の都市対抗出場が決定し「彼らが頑張っているのを見て頑張れた」と感謝した。入団から過去3年で通算4勝の男が自身5連勝でチーム単独トップの5勝目。交流戦は3戦3勝で、MVPの有力候補だ。

 「恩返し」の勝利でもあった。神奈川県出身ながら祖父の影響で幼少期から巨人ファン。憧れは高橋由伸でグッズも集めていた。「“神奈川だから横浜ファンでしょ?”と言われるけど、ジャイアンツでした」。プロ2年目で憧れのチームを相手に先発した22年6月10日は4回4失点で黒星を喫したが、リベンジに成功。5投手の完封リレーにもつなげ「やり返せてよかった。自分が好きだったチームを倒せるのは凄く感慨深い」と言った。

 チームは今季2度目の3連戦3連勝で60試合目にして初の貯金1。交流戦が18試合制となった15年以降では球団最多となる12勝目を挙げた。14日の広島戦に勝てば球団創設20周年の節目で初の優勝が決まる可能性があるが、今江監督は「(優勝は目標として)見ないです。(近くに)あるかもしれないが、僕はしっかり前だけを見ます」と誓う。浮足立つことなく、一歩ずつ。スタンスは変わらない。(花里 雄太)

 ≪Vの可能性を残すのは楽天、ソフトバンク、オリックスの3球団≫楽天の交流戦初優勝が早ければ14日にも決まる。条件は楽天が広島に勝ち、ソフトバンクが阪神に引き分けか敗戦、楽天が引き分けでもソフトバンクが敗れればVとなる。また、Vの可能性を残すのは楽天、ソフトバンク、オリックスの3球団になった。

 なお、交流戦は勝率1位が優勝となるが、同率で並んだ場合は<1>勝利数<2>直接対戦成績<3>得失点差率<4>自責点差率<5>チーム打率<6>23年の交流戦順位を比較して優勝を決定する。

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