オリの反攻を担う若き投手陣の躍動 相乗効果が生み出す好循環とは

[ 2024年6月14日 08:00 ]

オリックスの(左から)斎藤、斎藤、曽谷
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 6月に入り、オリックスの反攻の勢いがすさまじい。6月5日のDeNA戦から破竹の7連勝を飾るなど、一時は最多で9あった借金を14日時点で3にまで減らした。

 5日DeNA戦で4番に座ってから殊勲打を積み重ねる西川や、その脇を固める3番・太田と5番・紅林の若手二遊間コンビなど野手陣も奮闘を続けているが、大型連勝の一番の要因は、投手陣の躍動だろう。7連勝中は2度の2試合連続零封を果たすなど、全試合1失点以下。しかも宮城、山下の左右両輪に加えて平野佳、山崎、宇田川、小木田など昨季までの主力をほぼ欠いた中での鉄壁ぶりだ。

 8、9日の巨人戦で高卒2年目の斎藤、高卒5年目で育成から支配下登録されたばかりの佐藤がいずれもプロ初勝利。「彼らも本当に頑張っていますし、自分も余裕ぶっこいている場合じゃない。後輩ですけどよきライバルなんで、自分も継続して結果を求めてやりたい」と触発されるように、11日阪神戦では大卒2年目左腕・曽谷が自己最多12三振を奪うなど6回無失点の快投をみせた。好循環に手応えを口にしたのは、森の離脱で6月は全試合スタメンマスクを被っている若月だ。

 「2、3週間前までは先発に勝ちがつかなかったので。そこに関しては責任を感じていました。今こうやって先発に勝ちがついて、中継ぎにホールドがつく。これが理想だと思うので、続けていけたら」

 5月18日楽天戦で曽谷が今季3勝目を挙げてから、今月5日に7連勝の口火を切った田嶋まで実に14試合もの間、先発に勝ちがつかない試合が続いていた。苦難の時期を乗り越え、離脱者も徐々に戻ってくる。13日に1軍合流した山下に、厚沢投手コーチは「すごくよくなっている」と状態の良さを明かした。レベルの高い競争が繰り広げられる投手陣の粘りを中心に、チームはさらなる浮上を見据えている。 (記者コラム・阪井 日向)

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