甲子園で起こった伝説のガルベス退場…最大の被害者は味方にいた!?仁志氏「身内のいざこざというか…」

[ 2024年6月14日 20:32 ]

98年、ダンカン(左)の制止を振り切り審判にボールを投げつけた巨人・ガルベス
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 巨人、横浜(現DeNA)で活躍した前DeNA2軍監督の仁志敏久氏が14日までに更新されたフリーアナウンサー田中大貴(44)のYouTubeチャンネル「田中大貴のアスリートチャンネル」にゲスト出演。98年7月31日に行われた阪神―巨人戦(甲子園)で、巨人のバルビーノ・ガルベス投手が交代時に三塁ベンチ前から球審目掛けてボールを投げつける伝説の退場シーンの真相を明かす場面があった。

 98年の夏の伝統の一戦で事件は起こった。この試合で6失点を喫していてイライラしていたガルベスは交代を告げられたが、判定への不満で橘高淳球審へ詰め寄った。「何をやってるんだ。戻れ!」と長嶋茂雄監督が指示しベンチ前まで戻った時だった。ガルベスは突然振り返って、ボールをマウンド付近にいた橘高球審へ投げつけた。ボールは2メートルほど上を通過。直撃はしなかった。

 だが、退場宣告を受けたガルベスは大暴れ。駆け寄った橘高球審につかみかかろうとする。ナインに押さえ込まれようやくベンチ裏へ下がった。

 伝説の退場シーンとなったこの試合に出場していた仁志氏は「人から聞いた話なんですけど、ガルベスは審判にボールを投げたらしいですよ」と明かすとスタジオは笑いに包まれて、田中アナも「腕を思いっきり振ってましたけどね」と笑いながらツッコミをいれた。

 さらに仁志氏は「あの時の一番の被害者は、実は味方にいたんです」とチームメートだった吉原孝介が最大の被害者だったと明かした。

 ガルベスが大暴れする中で、吉原が止めにいくとガルベスの肘が吉原の鼻に直撃。吉原は大量の鼻血を流したという。「あれは乱闘ではなく、身内のいざこざというか判定に対してだからね」と当時を振り返った。

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