松田宣浩氏が交流戦活躍の極意 年に一度の「祭り」楽しんだもの勝ち!全員がMVPを狙ってほしい

[ 2024年5月28日 06:00 ]

交流戦を展望した松田氏(撮影・岡田 丈靖)
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 本紙評論家の松田宣浩氏(41)が、28日に開幕する「日本生命セ・パ交流戦」を展望した。ソフトバンク時代は史上最多8度の優勝に関わり、2019年は史上最年長でMVP。歴代4位の通算48本塁打を放った「交流戦男」は、普段と違う相手との対戦では打席の“感覚”が重要と断言。交流戦を「祭り」に例え、楽しむことが成績につながると語り、「お祭り男」の出現を期待した。

 交流戦は普段、戦うことのないリーグ同士が戦います。同一リーグが当たらない分、順位は一気に差がつきやすい。今季、ここまで状態のいいチーム、出遅れてしまったチームもありますが、ここでの戦い方次第で順位は大きく変わります。優勝すれば一気に波に乗る。全球団、優勝を目指してほしいと思います。

 ソフトバンク時代は8度優勝することができ、19年はMVPを獲得しました。現役時代はリーグ戦をひとまず終え迎える交流戦はもう一度、ギアを入れ、シーズンで優勝するためのステップと捉えていました。フレッシュな気持ちで臨むことはプラスに働きます。

 リーグの戦いと同様でスコアラーさんからデータや相手投手の映像は用意してもらえます。熱男的にはその映像を頭で整理した上、大切にしてきたのが打席に入ってみてからの“感覚”でした。初対戦の投手がたくさんいるし、打席に入って目に見える情報も随時、取り入れることが、非日常の戦いでは重要です。

 交流戦は前半に調子いいチームがそのまま、走ることが多い気がします。28日の開幕カードは巨人―ソフトバンクとお世話になった球団の対戦になりました。両チームとも上位にいますし、阿部監督、小久保監督とも新監督。それぞれ考える野球を体現しています。キーマンは一緒にプレーした巨人は坂本選手、ソフトバンクは柳田選手。2人とも36歳シーズンで主力ですし、チームに不可欠な存在なのは凄い。交流戦で何十試合も対戦してきた味を出してくれるでしょうし、チームを引っ張ると思います。

 ソフトバンクは開幕前の評価より、投手陣が頑張っています。最強のクリーンアップの豪快さに目が行きがちですが、サヨナラや1点差勝利が多い。接戦で勝てているからこその成績。投打のバランスが素晴らしいです。あえて心配な要素といえば6連戦が3週間続く日程。ここまで6連戦は2度でした。日程にゆとりがあった分、野手もどこかで休めていましたが、連戦となる交流戦では痛いところや、肉体的な疲労も出るでしょう。

 ただ、チームは1位で迎えることができました。いい成績を出している選手がたくさんいる。それだけ精神的な疲労は軽減されていると思います。それでもつらい部分は出るでしょうが、今のメンバーがケガなく出続けられれば、勝てるのではないかと思います。

 1年に1度の交流戦は例えるなら祭り。正直、楽しんだもの勝ちだと思います。“交流戦男”が出れば優勝へと近づく。言い換えれば“お祭り男”です。みんながなってやるという気持ちが大切で、全員がMVPを狙ってほしいと思います。(スポニチ本紙評論家)

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