【スポニチスカウト部(16)】神奈川大・庄子雄大 「宗山に負けない」プロの舞台へ全力疾走

[ 2024年5月28日 06:00 ]

横浜国大戦で右前打を放つ神奈川大・庄子(撮影・村井 樹)

 今秋のドラフト候補となる選手にスポットを当てる「スポニチスカウト部」。アマチュア担当記者の独自目線による能力分析とともに、選手たちの素顔を紹介する。第16回は、神奈川大の遊撃手・庄子雄大内野手(4年)。神奈川リーグが誇るスピードスターは、上位指名でのプロ入りを目標に勝負の春に挑んだ。

 盗塁成功率は異次元の9割超え。二ゴロですら間一髪でアウトという、50メートル走5秒7を誇る庄子は「凡打でも全力疾走することが自分のモットー。そういう面でもアピールになっていけば」と、自慢の快足でプロへの道を切り開く覚悟だ。

 圧倒的なスピードでダイヤモンドを駆け回ってきた。1年春にリーグ戦デビューを果たすと、今春開幕前まで盗塁は44度企図して失敗はわずか2度だけ。塁に出れば常に前を狙う姿勢で相手バッテリーにプレッシャーをかけ続け「自分が出たら嫌だというのは分かっている。なのでどんな時も積極的な走塁をしたい」とうなずいた。

 大学入学時は三塁と外野を守っていたが、「一番はかっこいいからですよね。内野の花形で難しい打球を処理するのも楽しいじゃないですか」と1年秋から遊撃に挑戦。自主練習でも常にノックを受け続けて守備力を高め、昨年は春、秋ともにベストナインに選ばれるなど神奈川リーグを代表する遊撃手ともなり「今年の目玉は明治の宗山(塁)だと思うが、そこに負けないようにもっともっとアピールしたい」ときっぱり。いつかは宗山も選出された侍ジャパン入りが目標だ。

 今春は大学入学時から目標に掲げてきた、リーグ通算100安打も達成した。序盤こそ厳しい内角攻めに苦しんだが、終わってみれば昨秋に続く3割超えとなる打率・333と結果を残した。逆方向への長打も多く出るようになり「右中間、左中間と外野の間を抜く打球が増えたことはこれまでになかった」とオフからの成長を実感する。

 ドラフトでは指名されることが目標ではなく、「上位指名でプロへ行きたい」と何度も口にした庄子。唯一無二の足を武器に、憧れの舞台まで突き進む。(村井 樹)

 ≪度会ら同級生の活躍刺激に≫今春、庄子はこれまでと違った感情を胸に横浜スタジアムに立っていた。横浜(神奈川)時代の同級生・度会(DeNA)が一足早くプロ入り。「度会はここで勝負してるんだなと。同じ景色、同じ球場、同じ左打席に立ててうれしいというか、頑張ろうと思えました」と感慨に浸った。高校時代、遊撃のレギュラーだったのが中日・津田だ。今は同じポジションでプロ入りを目指しており「自分もプロに入って勝負することも楽しみの一つです」と目を輝かせた。

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