西武・渡辺監督代行 心機一転交流戦で「まずは3位を目標に戦っていく」 今井「目の色を変えないと」

[ 2024年5月28日 05:30 ]

グータッチをする中日・涌井(左)と西武・今井(撮影・亀井 直樹)
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 新体制で再スタートを切る。西武は28日、成績不振で休養した松井稼頭央監督(48)に代わり指揮を執る渡辺久信監督代行兼ゼネラルマネジャー(GM=58)が、初戦を迎える。敵地・バンテリンドームでの中日3連戦に向けて名古屋入りした渡辺監督代行兼GMは、クライマックスシリーズ(CS)出場を目標に設定。借金15のパ・リーグ最下位からの浮上に全力を尽くす。

 衝撃の監督休養劇から一夜。渡辺監督代行兼GMが、最下位に沈むチームの再建に加えて、CS出場をノルマに課した。

 「明日からの交流戦を契機にまずは3位を目標に戦っていく。ここからしっかり上を目指していく上で、非常にタフで厳しい戦いが始まります」

 NPBがこの日、渡辺監督代行兼GMをコーチ登録した上で監督代行になることを公示。バンテリンドームで行われた投手練習に姿は見せなかったが、球団を通じて改めて11年ぶりとなる指揮についてコメントした。最大の課題は得点力アップで、チーム打率・214、118得点はともにリーグワースト。「ここ一番では思い切りも必要。攻撃陣で何とか1、2点をもぎ取る。相手チームにとって西武はいやらしいチームだと思われるようなチームをつくっていきたい」。08年から6年間西武監督を務め、08年に日本一に輝いた指揮官が泥くさい野球で浮上を誓った。前日の会見では「必ずファンの皆さんの期待に応えられるよう、プロ野球人生を懸けて挑んでいきたい」と決意。進退を懸けたタクトで残り98試合を戦う。

 28日の中日戦は今井が先発。プロ8年目で初めて開幕投手に指名された松井監督の事実上の解任となる休養に、複雑な心境を隠さなかった。「悔しいです…。カード頭に投げることも多いので、そこで勝てるような投球ができていればチームの勝ち星も増えていた」。普段、あまり多くを語らない右腕も、45試合目での監督休養という事態に責任感をにじませた。

 「(松井)稼頭央さんの分まで全員で戦っていく気持ちが、開幕よりも強くなった。今まで以上に危機感を持って、目の色を変えないと、このままチームは終わってしまう」。3位ロッテまでは10・5ゲーム差。崖っ縁の戦いが始まる。(福井 亮太)

 ≪過去3球団がAクラス浮上≫交流戦直前までリーグ最下位に沈みながら、シーズンAクラス入りを果たしたのは過去3球団。中でも18年ヤクルトは交流戦直前のリーグ最下位チームとしては初の交流戦最高勝率をマーク。交流戦期間中に4位まで順位を上げ、最終的には2位でフィニッシュした。また、08年オリックスも最終2位、22年阪神は最終3位まで挽回。なお、交流戦前後でリーグ最下位から最も順位を上げたのは11年オリックスで6位から3位まで巻き返したが、最終的には4位だった。

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