辻発彦氏が交流戦の行方占う セ・パの力は均衡 チーム打率低く…僅差の試合増える

[ 2024年5月28日 05:30 ]

辻発彦氏
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 19度目の開催となる交流戦。22年からヤクルト、DeNAとセ・リーグが連続優勝を果たした。セ・パの格差はなくなったのか。スポニチ本紙評論家・辻発彦氏(65)が占った。

 以前と比べてセ・パの力は均衡してきている。以前はパの方が速球派の投手が多かったが、セにも力のある投手が増えてきているし、アンダースローや、技巧派左腕もいる。好ゲームが期待できるだろう。

 1カード3試合では元々、普段対戦の少ない投手が有利。しかも今季は両リーグともにチーム打率が軒並み2割台前半と低く、僅差の試合が多くなるだろう。パの首位・ソフトバンクは故障者も少なく本命だが、交流戦直前の3連敗がどう出るか。ここに来て8連勝のロッテは戦い方が良くなってきた。山崎、伊藤、加藤貴を中心に投手が良く、粘りが出てきてしぶとい日本ハムは選手が成長してきており、不気味な存在だ。セは苦しい中でしつこさや、最後まで諦めない「らしさ」を見せてきた広島が勢いがある。阪神も首位にはいるが、打線がいまひとつなのが気がかりなところだ。

 上位チームだけではなく、下位チームも流れを変えることができるのが交流戦でもある。同一リーグの5球団が負ければ一気に差は詰まっていくし、その逆もある。何よりも大きく取りこぼさずにいくことが重要になる。パの最下位、西武は交流戦前の最後は2ついい勝ち方をした。良い形で…、というところで松井監督の休養となった。渡辺監督代行兼GMは思い切って戦い方を変えてくるだろう。

 まだシーズンは100試合近く残っているし、CSもある。交流戦をいい形で戦うことが、夏場以降につながるのは間違いない。(スポニチ本紙評論家)

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