あぁ巨人…延長10回に一挙6失点 延長10戦勝ちなし7連敗 大勢で追いつかれ、最後は満弾被弾

[ 2023年5月12日 21:50 ]

セ・リーグ   巨人4―9広島 ( 2023年5月12日    東京D )

<巨・広>10回途中、原監督(左から2人目)は菊地の降板を告げる (撮影・西川祐介)
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 巨人は延長10回に一挙6失点して広島に敗れ、4位浮上を逃した。

 守護神・大勢が9回1死から1点差を追いつかれ、3―3で今季2度目の延長戦に突入。そして迎えた延長10回、6番手右腕・菊地が1死からマクブルームを四球で塁に出すと、西川、坂倉の連打で勝ち越され、さらに2死満塁から押し出し四球を与えて降板。ここで7番手として登板した新助っ人右腕・ロペスが菊池に満塁弾を浴びた。

 6点差をつけられたその裏、先頭の丸が相手4番手右腕・大道からこの日2本目となる4号ソロを放ったが、厳しい敗戦となった。

 巨人は昨年7月6日のヤクルト戦(東京D)で延長10回を制したのを最後に、これで延長戦は10戦勝ちなし7連敗。また、巨人の延長回でのイニング6失点は2006年10月10日の中日戦で3―3の延長12回に6失点して以来17年ぶり。広島戦に限ると、1965年10月20日の10回に7失点して以来58年ぶり3度目の悪夢となった。なお、延長回に満塁弾を許したのは過去5度。昨年7月15日の広島戦(東京D)では2―2で迎えた延長11回、菊地が磯村に満塁弾を打たれており、2年連続は初となった。

 巨人は0―1で迎えた6回に丸の3号2ランで一度は2―1と逆転。だが、直後の7回に2番手右腕・直江が2四球に暴投も絡んでピンチを招いて降板し、大江が代打・野間に犠飛を許してこの回ノーヒットで追いつかれた。

 2―2で迎えた8回には1死二塁で最近打撃好調の坂本が申告敬遠され、1死一、二塁。4番の意地が懸かった打席で岡本和が放った打球は右前にポトリと落ち、二走・吉川が好走塁でホーム生還を果たして勝ち越したが、直後の9回に5番手として登板した守護神・大勢が1死から韮沢、松山という代打の左打者に連打されて3―3の同点とされ、延長戦に突入していた。

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