勝ち点0の駒大が亜大に勝利 最後は1年生・仲井が締めて完封リレー 大倉監督「彼の姿勢が一番」

[ 2023年5月12日 12:27 ]

東都大学野球春季リーグ   駒大4―0亜大 ( 2023年5月12日    神宮 )

好救援でチームを勝利に導いた駒大・仲井(撮影・柳内 遼平)
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 勝ち点0の駒大が4―0で亜大を下し、対戦成績を1勝1敗とした。

 先発した3年生右腕・松村は6回を4安打無失点。2番手左腕・高井が1回1/3を1安打無失点でつなぎ、最後は1年生右腕・仲井が1回2/3を無安打無失点で締めた。

 1部残留のために絶対に負けられない一戦。今季初勝利を挙げた松村は「やっとスタートラインに立てた。今季の序盤はちょっと考えすぎていた部分があったので、今日は何も考えずに投げようと思っていた」と無心の投球。最速150キロを誇る直球とスプリットを軸に5三振を奪った。リーグ戦も後半に入り、激しさを増す1部残留争いに「勝ち点だけを目指していきます」と言葉に力を込めた。

 終盤、亜大がつかみかけた流れを頼れる1年生が止めた。8回に1死二、三塁のピンチを迎えると、3番手右腕・仲井が救援。先頭に四球を許すも、常時140キロ台終盤の直球で左飛、二飛に仕留めて火消しの役割を果たした。大倉孝一監督は「球の力もありますが、一番は向かっていく姿勢。彼の姿勢が一番です」と称えた。負ければ開幕から4カード勝ち点なしとなる重要な一戦に勝利した。(柳内 遼平)

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