プロ初勝利の阪神・石井　パワーの源は妻の「愛情」がつまった七面鳥料理

セ・リーグ   阪神2―1ヤクルト （ 2023年5月11日    甲子園 ）

＜神・ヤ＞勝利し、タッチを交わす（右から）伊藤将、石井（撮影・後藤　正志）
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　【記者フリートーク】阪神・石井の原動力の一つが“七面鳥”だ。ホームゲームでホールドを挙げた選手に贈られる「ナイスリリーフ賞」に、今季から高知県中土佐町の「松下商店」が取り扱う国産七面鳥「しまんとターキー」が追加された。通常の鶏肉より低脂質な同品種。右腕が四国・高知在籍時に、当時スタジアムアナウンサーを務めていた夫人とともに初めて味わって以降、プロ入り後も週1回は口にしている。ホームで3ホールドを挙げていた4月上旬に話した際も「結構もらいました。昨日も食べましたよ」と笑顔がはじけた。

　ただし同じ七面鳥でも、石井が味わう七面鳥には「愛情」という隠し味が利いている。アスリートフードマイスターの資格を持つ夫人の手で調理された、もも、むね、せせりなどの部位が石井を奮い立たせる。「料理や私生活の面で支えてもらっている部分が、すごく自分の大きなところを占めている。本当に感謝したいですし、これからも妻のために頑張りたい」。日々の感謝を込め、愛する人へウイニングボールを届けた。（阪神担当・阪井　日向）