ここまで2位のエンゼルスだが、地区優勝争いに残っていけるのか?鍵は先発ローテーション

[ 2023年5月12日 09:30 ]

エンゼルス・大谷翔平
Photo By スポニチ

 エンゼルスは5月11日(日本時間12日)の時点で20勝18敗で地区2位。しかし王者アストロズが背後に0・5ゲーム差に迫っているし、4位マリナーズとも1・5ゲーム差だ。

 1年前5月15日までは24勝13敗、貯金11個で地区首位だったが、そこから大崩れ。7月9日に借金が二桁に到達し、大谷トレードの噂がメジャー全体を駆け巡った。しかしアート・モレノオーナーがトレードを許可しなかった。今季についてはモレノオーナーは春のキャンプ中に「優勝争いをしている間はトレードしない」と明言したが、今後好成績を保って行けるのか、不安な兆しがある。

 大リーグ公式サイトは11日(日本時間12日)、先発ローテーションについて「序盤は良かったが、このところ結果が出ず苦しんでいる」と報じた。左腕タイラー・アンダーソンとリード・デトマーズは防御率5点台、右腕グリフィン・キャニングは6点台。左腕ホセ・スアレスは左肩を痛め2か月の離脱で、新人右腕のチェース・シルセスが代役を務めるが、シルセスは昨季7試合に先発し、防御率6・59だった。

 信頼できるのは大谷翔平とパトリック・サンドバルの2人だけ。先発投手陣の防御率は4・99で30球団中21位だ。アストロズとマリナーズが調子を上げてくればあっという間に4位に落ちてしまう。これからエンゼルスは遠征でガーディアンズ、オリオールズ、本拠地に戻ってツインズ、レッドソックスと対戦する。エンゼルスにとって踏ん張りどころだ。

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年5月12日のニュース