阪神・伊藤将“記録継続” 甲子園12連勝持ち越しも 要所締め7回1失点「粘り強く投げることができた」

[ 2023年5月12日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神2―1ヤクルト ( 2023年5月11日    甲子園 )

<神・ヤ>力投する伊藤将(撮影・北條 貴史)
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 甲子園12連勝は持ち越しても、粘りの投球を見せつけた。阪神先発の伊藤将は、7回6安打1失点とゲームメーク。再三ピンチを背負いながらも、要所を締める投球を展開した。

 「丁寧に粘り強く投げることができた」

 序盤は直球を主体にヤクルト打線を圧倒。3回までは無安打投球と最高の立ち上がりを見せると「ブルペンで抜け感が良かったので(多めに)使いました」と、この日はツーシームの割合を抑え、チェンジアップを多投。ツバメ打線に的を絞らせなかった。

 簡単には崩れなかった。1点優勢の4回2死一、二塁。6番・内山に三塁線を破られて同点に追いつかれた。それでも、なおも満塁から長岡を中飛に打ち取り、最少失点にとどめた。以降はピンチを背負っても低めへの制球を意識し続け、102球で2番手・石井にマウンドを譲った。

 今季2勝目はならずも、試合後の表情は明るかった。8日に27歳を迎え「(毎試合)最低7回以上は投げないといけない」と意気込んでいた背番号27。次戦も、スターターとしての役割を全うする。(石崎 祥平)

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