鈴木 WBC辞退なら阪神・近本、広島・西川が代替選手候補に

[ 2023年2月27日 03:00 ]

23日、腰周辺を保護する器具をつけてウオーミングアップするカブス・鈴木
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 カブス・鈴木誠也外野手(28)が25日(日本時間26日)、左脇腹の張りを訴え、「4番・右翼」で出場予定だったジャイアンツとのオープン戦の出場を回避した。球団は26日(同27日)にMRI(磁気共鳴画像法)検査を行う予定。日本代表の中軸として期待されていた3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)への出場を辞退することが極めて濃厚になった。

 カブス・鈴木がWBCへの出場を辞退した場合、阪神・近本、広島・西川が代替の選手として候補に挙がるとみられる。

 両選手は昨年11月の強化試合で代表入り。オーストラリアとの2試合でともに先発出場し、2試合で近本は9打数2安打2打点、西川は7打数2安打をマークするなど存在感を示した。今年1月の最終メンバー30人の選考でも最終候補まで残っていた。同じく昨年11月の強化試合の出場メンバーで、最終メンバーの候補だったヤクルト・塩見は下半身のコンディション不良で現在、2軍の宮崎・西都キャンプで調整中となっている。近本、西川の2選手はすでにオープン戦に出場しており、緊急招集となっても問題はない。近本はこの日の日本ハム戦で2戦連続安打を放つなど、2試合で7打数3安打。西川は中日戦でオープン戦初安打となる右前打を放った。

 侍にとっての緊急事態。対応が迫られる首脳陣には、大会前の厳しい試練となった。

 ▽WBCの選手入れ替え制 故障者が出た時の代替要員は予備メンバーの中から、投手、野手関係なく、ラウンド中でも交代可能。ただし、メンバーから外れた選手はその後、登録することはできない。また、投手に限り、負担を減らすために1次ラウンド後と準々決勝後、2人ずつ入れ替えが可能となっている。

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