WBCメキシコ代表、オールスター捕手のカークが出場断念　ブルージェイズ監督が発表

ブルージェイズのアレハンドロ・カーク捕手（AP）
Photo By ＡＰ

　ブルージェイズのアレハンドロ・カーク捕手（24）がワールド・ベースボール・クラシック（WBC）の出場を断念した。大リーグ公式サイトが26日（日本時間27日）に報じた。

　メキシコ代表はプールCで米国代表の最大のライバルだが、打撃に秀でたオールスター捕手を失う痛手は大きい。カークは初めての子供の出産で依然実家のあるメキシコのティワナにいて、フロリダ州のブルージェイズのキャンプに参加できていない。球団は生まれるまでは家族と一緒にいて良いと許可を出しているが、メキシコ代表のレポートデーも3月6日に迫ってきており、ブルージェイズのキャンプ地で練習できる期間がかなり短くなってきていた。22日、ブ軍のジョン・シュナイダー監督は「チームのために決断しなければならない時が近づいている」と言い、カーク本人とWBC欠場について話し合っていることを明かした。

　本人が断念を決めた26日現在も、出産を待っている状態だが、同監督は「赤ん坊が生まれ、母親の状態もすべてが良好なら、カークはすぐにチームに合流する。来週にはここに姿を見せるのでは」と話していた。