侍・湯浅　盤石の1イニング3者斬り！ダル伝授のスライダー＆フォーク「感覚よく投げられた」

壮行試合   日本代表4－2ソフトバンク （ 2023年2月26日    サンマリン宮崎 ）

＜ソ・侍＞7回、気迫の投球でソフトバンク打線を3者凡退に仕留めた湯浅（撮影・平嶋　理子）
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　7回から登板した湯浅は、最速152キロを計測するなど1イニングを3者凡退と好投。合宿期間中にダルビッシュから伝授されたスライダーとフォークをそれぞれ2球ずつ投げ、収穫を口にした。

　「両方とも感覚よく投げられた。（フォークは）球速も結構出ていたし、初めて投げたにしては合格点かなと思います」

　先頭の柳町を二ゴロに仕留めると、続く上林に初球から2球連続でスライダーを投げ込んだ。初球はボールだったが、膝元に食い込み「あれを追い込んでから投げられればもっと幅も広がる。自分から見た感じは斜めに曲がっていた」と好感触を得た。栗原にはフォークを連投。2ボール1ストライクから140キロで空振りを奪うと、5球目は141キロで投ゴロに封じた。いずれも低めに決まり「あれが普通になるくらい精度を上げていきたい」とうなずいた。

　逆転勝ちし、壮行試合は2連勝。8回を3者凡退に仕留めた大勢との“ガチアツ”リレーも成功した。「しっかりゼロでつなげてよかったし、本戦でもリレーができたらいいな」と笑顔。両親も見守った中、本大会に向けて好発進した。（阪井　日向）