DeNA番長も初体験の4年ぶり復活の「強み」 声援を25年ぶりVへの後押しに

[ 2023年2月27日 08:45 ]

DeNA・三浦監督
Photo By スポニチ

 プロ野球はオープン戦が各地でスタート。コロナ下の制限が大幅解除され、トランペットを使用した「いつもの応援」も4年ぶりに球場に戻ってきた。

 そしてDeNAも3月4日の同西武戦から、同条件の本拠地応援がスタートする。その中で記者が今楽しみにしているのが、超満員のハマスタで復活する「いつもの応援」だ。

 78年に開場した本拠地は、19年に右翼の「ウイング席」が増設され、チームは同年71勝69敗3分けで2位となった。2位は98年に日本一になって以来の「好成績」だった。

 シーズン前に約3500席が登場すると、熱狂的な声援はウイング席の「壁」でこもり、フィールドにかなりの熱量で降り注ぐことになった。球団関係者の誰もが認め「選手の心強い後押しになった」と話す人も多い。

 21年から指揮を執る三浦大輔監督はここ2年間、その恩恵を受けずに戦った。それでも昨季は2位で「ホーム17連勝」もマーク。難敵ヤクルト追撃の一番手となり、リーグを盛り上げた。

 左翼の「ウイング席」は翌20年に完成し、昨季も観客で埋まった。とはいえ応援が制限されていたとあり、まだその「本領」を発揮してはいない。

 4月4日の巨人との今季本拠地開幕戦は、超満員になることは間違いない。そして両翼にそびえるウイング席が、「いつもの応援」を「ビッグモンスター」となり、フィールドに閉じ込めることになる。
 記者も番長も初経験となる両ウイング席が支配する「熱」。それが19年も効果を発揮したように、25年ぶりVを狙う今季もナインを後押しすることになると記者は信じている。
 (記者コラム・大木穂高)  

続きを表示

2023年2月27日のニュース