亀山つとむ氏　左投手に対し高い対応力を示した森下　評価できる積極的な打撃

オープン戦   阪神6－8日本ハム （ 2023年2月26日    名護 ）

＜日・神＞4回、森下は猛打賞となる安打を放つ（撮影・椎名　航）
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　【亀山つとむ　視点】森下が左投手に対し高い対応力を示した。第1打席で直球に詰まりながらも右に運び、第2打席は内角直球をしっかり左にはじき返し、4回には変化球をセンター返しで3安打。オープン戦初スタメンで結果を出した。

　3本とも1ストライクからの当たりで、追い込まれる前に積極的に打つという姿勢も評価できる。現状の課題は右投手。力負けしたくないと少し強引に引っ張る傾向がある。第4、5打席は右相手に遊ゴロ併殺と空振り三振。これから対戦を重ねて引き出しを増やしてほしい。

　一方、4番・大山は沖縄での実戦5試合で19打数無安打とヒットは出ていないが、タイミングは取れており、バットも振れている。結果が出るにこしたことはないが、本人も監督も気にはしていないはず。アジャストする過程だとみる。

　森下、大山、佐藤輝のクリーンアップは夢が持てる並び。だが、森下はまだ新人。過度の期待をかけるより、6番が今季は理想。相手が左なら佐藤輝に代わって5番に置くのも面白い。（本紙評論家）