鳥谷敬氏「野球で一番興奮した」 13年WBCで魅せた危機一髪“伝説の盗塁”は「今見てもゾっとする」

[ 2023年2月27日 19:30 ]

鳥谷敬氏
Photo By スポニチ

 阪神、ロッテで活躍した鳥谷敬氏(41)が26日深夜放送のテレビ朝日「WBCバイブル~世界の野球を楽しむ方程式~」(日曜深夜0・25)に出演。13年の第3回WBC2次ラウンド台湾戦で魅せた“伝説のプレー”について語った。

 鳥谷氏は日本代表として13年の第3回WBCに出場。2次ラウンド台湾戦では、1点を追いかける9回2死で一塁走者だった鳥谷氏が単独スチールに成功。二塁へ進むと井端の適時打により本塁へ生還。チームは土壇場で同点に追いつき、その後の逆転勝利へと繋げる活躍を見せた。

 この場面について鳥谷氏は「セーフだったから良かったですけど、もしアウトになっていたらちょっとテレビには出てないかもしれない」と苦笑い。逆転勝利の“立役者”となったが試合直後は淡々と話していた事を指摘され「(コメントについては)あまり覚えてないです。でも野球人生で一番興奮しました。この日の夜は初めて寝づらいなと感じるぐらいでした」と明かした。

 さらに当時を振り返り「井端さんがめちゃくちゃ調子良かったんで、二塁に行けば絶対に同点になると思ったんです。相手投手のタイプとしてワイルドピッチとかもなさそうだったので、盗塁しかないと思った」とコメント。続けて「アウトになったら終わりなので、なかなか勇気が持てなかったのですが、試合前のミーティングでこの投手はけん制を一回しかしないと聞いていた。そしたらいきなりけん制が来たので、もう余計なことは考えずに行こうと思った」と説明。

 ただ、タイミング良くスタートを切ったつもりが“計算外”だった部分があったと説明。「走り出したらめちゃくちゃ足が重くて…あれっ!!と思って自分の中ではもうちょっと早く着いていたはずだったんですが(タイミング的に)ギリギリで…普通はスライディングしたら立ち上がるんですけど、そのまま寝たままの状態でいることはほぼないんですよ。それぐらいギリギリだったんで、今見てもゾっとしますね」と冷や汗ものだったと笑い飛ばした。

続きを表示

この記事のフォト

2023年2月27日のニュース