ソフトバンク・牧原大　“天敵侍”攻略の会心打「昨シーズン全く打つことができていなかった」

侍ジャパン壮行試合   ソフトバンクー侍ジャパン （ 2023年2月25日    サンマリン宮崎 ）

侍ジャパンとの壮行試合で6回、宮城から適時二塁打を放つ牧原大
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　ソフトバンク・牧原大成内野手（30）が“天敵侍”を攻略し、チームを勢いづけた。1－6の6回無死一、二塁、侍ジャパン4番手の宮城をとらえ、右翼線に適時二塁打を放った。

　一振りで仕留めた。6回、先頭のリチャードが四球。次打者からの連続失策で1点を返し、なおも無死一、二塁の場面で打席は回ってきた。この回から登板し、リズムがつかめないでいる宮城の、ストライクを取りに来る初球を見逃さなかった。「チャンスだったので、積極的にスイングを仕掛けにいきました」。スライダーを捉えた打球は低いライナーで右翼線へ。二塁走者を迎え入れ、反撃の機運を整えた。

　打った相手に意味がある。「昨シーズン、全く打つことができていなかった宮城投手でしたが、自分のスイングをすることができました」。宮城に対し、昨季は9打数無安打と完璧に封じられた。同じオリックスで、球界を代表する投手の山本からは15打数6安打と結果を残しているだけに、まさに“天敵”と言える相手。「シーズンに向けて、いい経過を踏むことができていると思います」と手ごたえ十分の一打となった。