新ルールの違反第1号はパドレスのマチャド 規定時間内に打席でスタンスをとらずに「ストライク」

[ 2023年2月25日 07:53 ]

球場内に設置されているピッチクロック(AP)
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 大リーグは今季から試合時間の短縮などを目的に投球間隔やけん制球などで新ルールを設定したが、そのうちのひとつ「ピッチ・クロック」で昨季32本塁打を放っているパドレスの主砲、マニー・マチャド(30)が違反第1号となった。

 このルールでは投手は走者なしの場合、ボールを受け取ってから15秒以内、走者ありの場合には20秒以内に投球を完了しなくてはいけないが、その一方で対戦している打者にも制限があり、クロック作動から残り8秒までにバッターボックスでスタンスを取っていなければならない。

 マチャドは24日にキャンプ地のアリゾナ州ピオリアで行われたマリナーズとのオープン戦の初戦に「2番・三塁」として先発。ところが初回にマリナーズの先発左腕、ロビー・レイ(31)と向かいあった際、ピッチクロック残り8秒の時点で左足がバッターボックス内に入っておらず、ライアン・ブラクニー球審(37)はタイムアウトを取ってマチャドに対して「ストライク」を宣告した。

 マチャドはこのあとの“2球目”を左前に運んでヒット。しかし新ルールにおける最初の違反者は投手ではなく打者の方になった。試合はマリナーズが3―2で勝利。マチャドは2打数2安打だった。

 大リーグはこのほか守備位置(塁間における人数制限)などの新ルールも設け、ベースのサイズも大きくしている。

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