【侍ジャパン】栗山監督 初陣飾る 160キロ台連発の佐々木朗絶賛「こっちで見てても圧倒されるような」

[ 2023年2月25日 17:21 ]

侍ジャパン壮行試合   侍ジャパン8―4ソフトバンク ( 2023年2月25日    サンマリン宮崎 )

<侍・ソ>7回2死一、三塁、宇田川(左から3人目)を送り出す栗山監督(左から2人目)(撮影・平嶋 理子)
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 3月9日開幕の第5回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で世界一奪回を目指す野球日本代表「侍ジャパン」は25日、サンマリン宮崎で行われた壮行試合でソフトバンクと対戦。6点リードから守備の乱れもあって一時は2点差とされながらも勝利を収め、栗山英樹監督(61)率いる侍ジャパンの2023年初陣を飾った。

 岡本和(巨人)が4回、5回と2度の1死満塁で先制の2点適時二塁打を含む計3打点をマークする一方で、4番に入った村上(ヤクルト)は無安打。途中で内野守備についた中野(阪神)、周東(ソフトバンク)が6回に連続失策を犯して4番手左腕・宮城(オリックス)の足を引っ張るなど、NPB使用球より滑りやすいとされるWBC使用球への対応に課題を残した。

 投手陣では先発マウンドに上がった佐々木朗(ロッテ)がMAX162キロの速球を武器に打者6人から3三振と好投。一方、4番手として登板した左腕・宮城(オリックス)がバックにも足を引っ張られ、1回2/3を4安打4失点(自責1)を喫した。

 栗山監督は「試合になるといろんなものが見えるし、いいものも気になるものも含めて内容あるゲームだったと思う」とし、「能力のある選手たちなので。なかなかうまくいかないこともすぐ取り返してくれるし。投手のボールの感じというのは、リズムがいい時はいいけれど、自分のペースが崩れた時にボールが気になったり。そういうとこで力んだりとかいうところも起こってくる。そういうところも時間短いけどみんなで修正してやっていきたい」と投手、野手ともにWBC使用球への対応を進めていく考えを口にした。

 先発の佐々木朗について「ほんとに素晴らしいボール投げてた。こっちで見てても圧倒されるようなボールに見えていた」と笑みを浮かべ、「ボール自体は投げてくれた投手はみんな良かった。ボールが滑る中で使えるボールと使えないボールの分け方はしっかり考えればいいかなと思う」と述べた。

 打者陣について「練習を見ていて、状態の良い人、普通の人、ここから上げてほしい人、それがそのまま出るなあという感じ。近ちゃん(近藤)とか(岡本)和真だったり、素晴らしいバッティングしてくれた」とし、岡本の奮闘ぶりに「ジャパンに対して和真が何が何でもという必死さっていうか、日の丸をつける誇りを。みんなから感じるけれど、それに対する思いの強さみたいなものがこういう形で現れているのですごく伝わったなっていう感じがする」と称えた。

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