日本ハム・吉田輝星 対外試合で伏見と初コンビ「凄い投げやすかった」OP戦先発3回1失点

[ 2023年2月25日 15:53 ]

オープン戦   日本ハム―楽天 ( 2023年2月25日    名護 )

オープン戦<日・楽>日本ハム先発の吉田(撮影・沢田 明徳)
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 日本ハムの吉田輝星投手(22)が25日、楽天とのオープン戦(名護)に先発。3回を投げ5安打1失点の内容だった。

 吉田との一問一答は以下の通り。

 ――オープン戦開幕で3回1失点。

 「状態としては良くなかったので、最少失点で抑えられたのは最低限良かった」

 ――直球は最速148キロ。

 「全然ダメでした、真っすぐに関しては」

 ――前回精度を課題に挙げたフォークで空振り取る場面も。

 「真っすぐが良くなかったので、変化球がある程度決まってこないと厳しい。スライダー、フォークがストライクゾーンで勝負できた。ファーストストライクがあまり取れず、優位なカウントで進まなかったが、ある程度打ち取ることができたのは、変化球の状態がまだ良かったから」

 ――対外試合で初めて伏見とバッテリー。

 「ある程度この球が来そうだというのはイメージしながらサイン交換していたが、フォークに関しては低めに欲しいのか、ストライクゾーンに欲しいのか、ゼスチャーで教えてくれて凄い投げやすかった」

 ――発見は。

 「意外と、カウントを取るストライクゾーンのフォークが割と寅威さんにしてもいい球だし、相手も追い込むまでは嫌そうな対応をしていた。ストライクが良くない時とか左打者に使っていけると思った」

 ――終わってから伏見やコーチの話は。

 「フォークはいいところに落ちている。真っすぐの状態をしっかり上げていこうと」

 ――開幕相手の楽天への意識。

 「去年、コーチに聞くと楽天は割と苦にしていなかった。左が多いので、しっかりインコースを突ければいいと思っていたが、それが全部ボールになってしまった.左右どっちの打者にもそうですけど、甘くなったりボールになったり、全然良くなかった」

 ――則本がいた。

 「僕の後に投げていて凄いなと思って見ていた。ちょっとでも近づけるようにしたい」

 ――鳴り物応援解禁。

 「拍手だけよりは太鼓とか声援とかは緊張感を生むし、応援されているチームは気持ちよく打席に立てるんじゃないかと思った」

 ――開幕まであと1カ月。

 「自分らしいピッチングで0点に抑えていきたい」

 ――今年のキャンプを振り返って。

 「トレーニングも投げ込みも体の不安なくできた。投球フォームも少し変えているが、だいぶ安定してきているが試合の中で今日みたいに崩れてしまうことがある。課題が見つかったいいキャンプだった」

 ――則本から学んだことで生きていることは。

 「バッターをよく見て、今日みたいに調子が悪い時も、自分の調子と勝負するんじゃなくて、いい球を投げていても、真ん中に全然良くない球を投げても抑えられることもある。そういう技術とかいろいろ教えてもらったので。今日もブルペンで調子悪いなと思ったけど、試合入ったらそれを捨てて、しっかり対バッターで投げる。調子悪いときはしっかり切り替えていければ」

 ――直球は走っていないという感覚か。

 「走っていないかは分からないが、スピードガンの数字のバラバラだし、投げたいところに投げられなかった。ちょっとスライダーが入ったから良かったが、ちゃんと真っすぐが決まってスライダーが決まってくれると3球以内で勝負できるのかなと思う。もう一回次の試合に向けてやりたい」

 ――変化球でカバーできたという見方もできるが。

 「真っすぐがよくない日でも、インコースの厳しいボール球をガッと投げて、スライダーで空振り取ったり最低限のことは真っすぐに関してできてますけど、外に決めにいく真っすぐがコースも高さも、ぎりぎり狙っていく球が全部外れていた。インコースの厳しいやつほしいというところ、最後黒川に打たれたところなんかは外ぎりぎりのボール球でいいと、寅威さんからサインが出て、僕自身もそういう考えでうなずいたけど、中に入ってしまった。じわじわいったらもっと違ったかもしれない。ああやって簡単に決着がつくのはもったいない。そこはしっかり直していきたい」

 ――茂木からの三振はフォークか。

 「(三振2つは)全部フォークじゃないですか。黒川のはそれこそ、ストライクゾーンに2球フォークで入れて、次は普通に2ストライクで投げるインコースぎりぎりの球を使って、外にぎりぎりで入るか入らないかシンカー気味で落ちる理想通りの球だった。あの黒川の打席はインコースがちゃんと欲しいボールが来たので印象付いて(次の球で)空振りという結果になった。変化球を伏線に真っすぐで取りたいときもあるし…」

(隣でインタビュー終えたの則本が「エッヘン」と2回大きな咳払い、そして「ナイスピーやで」)「ありがとうございます」

 「真っすぐをおとりにして変化球だけだと炭谷さんみたいに、ちゃんと決まっているのにセンター前に持って行かれる。カウント的にフォークを待たれていた。状態が良くて、インコースにある程度投げられる状態だったらと思うし、バリエーションが、真っすぐが入らないと少なくなる。最低限、試合中に修正できないと戦えないと思う」

 ――則本はいつもあんな感じか。

 「はい。おどされています(笑い)」

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2023年2月25日のニュース