日本ハム・郡　新庄監督視察の2軍練習試合で2安打2打点「絶対打ってやろうと思った」

2軍練習試合   日本ハム3ー2阪神 （ 2023年2月24日    名護 ）

＜日本ハム2軍・阪神2軍＞7回、左前打を放つ郡（撮影・成瀬　徹）
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　日本ハム・郡が必死のアピールを見せた。24日、1軍の休日で空いた名護市営球場に2軍が来て阪神2軍と練習試合を実施。新庄監督も見守る中、初回に勝利を呼ぶ先制2点打をマークしたのが7年目の背番号60だ。1死満塁で打席に入ると「勝負強さというのは監督は見ていると思う。絶対打ってやろうと思った」と、1軍で昨季6勝のホープ・西純から中前打を放った。

　3回には粘って四球を選び、5回にも左前打。内容の濃い打席を続けた。「今までにないぐらい野球にがむしゃらに向き合って、結果だけを求めている。その結果が出て良かった」。昨季は開幕1軍を勝ち取り、プロ初本塁打を含む2本塁打こそ放ったが、新庄監督が「トライアウト」と定めたシーズンを終えてみれば26試合出場で打率・125と低調な成績。今キャンプは2軍で、「本当に後がない立場」と自覚する。

　キャンプでレギュラーを固めるのが新庄監督の方針。1軍実戦の出場メンバーは「正直、固定されている」と感じている。それでも、新球場で働き場所を得るため「いつ呼ばれても結果を出せる状態にしておく」と話す。

　その一つが一塁挑戦。この日は谷内のミットを借りて先発出場し、途中から三塁に就いた。捕手登録のまま「いろんなところで出られたらいい」と、ユーティリティー性を一段と高めて出場機会を狙う。（和田　裕司）