WBCイタリア代表のフレリック外野手、台湾移動前に、コーチの車の後部窓を割る大飛球

　ブルワーズの外野の若手有望株サル・フレリック（22）が22日（日本時間23日）、打撃練習で右越えの大飛球を放ち、駐車場に停めてあった打撃コーチの車のガラスを割っていた。風速22メートル超え。細い枝が折れてしまうほどの強風で、ブ軍のクレイグ・カウンセル監督は「今までのキャンプの中で最も寒い日だった」と話している。フレリックは「強い風に乗って、ボールがすごく飛んだ。駐車場の車に当たったようだったけど、確かではない。打撃コーチがあの辺に停めたんだよなと言っていたけど、その夜の8時頃、写真が送られてきた。車の後部窓が割れていた」と振り返る。24日（日本時間25日）地元紙ミルウォーキー・ジャーナル・センチネル紙が報じた。

　フレリックは21年のドラフト1巡指名選手（全体15番目）で今回が初のメジャーキャンプ招待。入団の時400万ドルの契約金を得ており、コーチに「申し訳ない、弁償させてください」と申し入れたそうだ。コーチは笑いながら「大丈夫、保険に入っているから」と返事している。フレリックは25日オープン戦の開幕戦でドジャースと戦う予定。2日にチームを離れ台湾へ移動。ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）でイタリア代表に合流する。