ダルさん見てくれましたか!宇田川が自己最速160キロ 人生初侍ユニで覚醒 “師匠”も笑顔で祝福

[ 2023年2月25日 16:23 ]

侍ジャパン壮行試合   日本代表―ソフトバンク ( 2023年2月25日    サンマリン宮崎 )

<侍ジャパン・ソフトバンク>7回2死一、三塁、正木を三振に仕留める宇田川(撮影・平嶋 理子)
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 3月の第5回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で世界一奪回を目指す野球日本代表「侍ジャパン」は25日、サンマリン宮崎で行われた壮行試合でソフトバンクと対戦。宇田川優希投手(24=オリックス)が中継ぎとして登板し、人生初の日本代表ユニホームで自己最速160キロを記録。球場表示は150キロだったが、テレビ中継では160キロを表示していた。

 支配下登録から半年で侍ジャパンに初選出された宇田川は、7回2死一、三塁で登板し、2番・正木相手に自己最速160キロのストレートで追い込むと4球で空振り三振に抑えた。続く8回では、3番・上林を4連続フォークで空振り三振に。4番・柳町には四球を与えたが、5番・栗原をセカンドゴロに抑え併殺斬り。この回も無失点で締め、納得の投球にグラブを軽く叩いた。

 ベンチに戻った宇田川にダルビッシュは笑顔で祝福。山本(オリックス)とも笑顔で言葉を交わしていた。宇田川は登板後「回の途中からの登板でしたが、自分のピッチングができて良かったです。緊張は凄くしましたが、マウンドに立ったらいつも通り冷静に投げることができました」と気持ちよさそうに汗を拭った。

 宇田川はWBC使用球への適応に苦しみ、キャンプインしてからも模索する日々だったが23日、宮崎強化合宿でのブルペン投球で激変。合宿当初は調整遅れや精神的重圧、スター選手の中で「気疲れが出ている」と力を発揮できなかったが、ダルビッシュ有投手(36)らの計らいで20日に開催された投手会「宇田川さんを囲む会」をきっかけに変身していた。

 侍ジャパンにとって大事な対外試合初戦。大リーグ所属選手は対外試合出場が大会開幕直前の3月6日からと制限されるため、ダルビッシュ(パドレス)は登板しない。

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