【侍ジャパン】栗山監督 ダルVS村上「立場忘れて、単純に楽しませてもらった。野球っていいなあ」

[ 2023年2月21日 14:52 ]

<侍ジャパン宮崎合宿>ブルペン投球を終え栗山監督(左)と話すダルビッシュ(撮影・岡田 丈靖)
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 3月のWBCに出場する侍ジャパンの宮崎強化合宿が21日、サンマリンスタジアムで行われ、ダルビッシュ有投手(パドレス)が実戦形式の打撃練習「ライブBP」に登板した。

 マウンドに向かうダルビッシュに観衆からは拍手が送られ、甲斐とのバッテリーで登板。打者から立候補が殺到する中、最初に打席に立ったのは村上。4球目をバックスクリーンへ放り込み、場内からはどよめきと拍手が起きた。大城、近藤、岡本、牧と対戦し、村上が再度打席に立つ「おかわり」。2球目を逆方向となる左前へ運ばれた。ダルビッシュは打者5人計24球を投げて「3安打」の内容だった。

 栗山監督はダルビッシュについて「実戦を重ねられない中できっちり仕上げてきてくれるなって。曲がり球の感じはいいですね。そりゃバッターも戸惑うだろうな…ほんとに良かった。ああいうのがスライダーというか…みんなが言うスライダーと分類が違うのかもしれない」と振り返った。

 村上との対決について「良い物語を描いてくれながら先に進めている感じがある。ファンの皆さんも喜んでくださって」とし、「立場を忘れて、単純に楽しませてもらった。ああいうのはいいですね。僕だけじゃなくて、コーチとか選手もワクワクドキドキ、少年のように対決を楽しみにしている。野球っていいなあって、ああいうのがチームの推進力になるって思います」と語った。

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