ヤクルトの苦労人・松本友が2安打1打点と躍動!5年目で初の囲み取材に「こんな感じで大丈夫ですか?」

[ 2023年2月21日 18:50 ]

<練習試合 ヤクルト・キューバ代表>3回、松本友は適時打を放つ(撮影・沢田 明徳)
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 ヤクルト・松本友内野手が21日のキューバ戦(浦添)に「5番・左翼」でスタメン起用され、2安打1打点と気を吐いた。

 育成選手の岩田の故障により、2日前に2軍から1軍へ緊急昇格し、この日も試合前練習で宮本がノックの打球を頭部に受けたことから、スタメンとなった。ジェットコースターのような展開となったが、育成で入団し、20年途中に支配下登録された5年目の苦労人は、「不思議な感じがした。何かあるのかなと思った」と必死だった。

 まずは2回に左翼守備でダイビングキャッチ見せると、その裏は先頭で左前打。3回2死一、三塁では右前適時打を放つなど、マルチ安打で猛アピールした。6回の打席では四球を選び、二盗にも成功。「打撃が一番の長所なので、結果を出せたらいいなと思っていた。守備も走塁も積極的に行こうとは決めていた」。昨季のイースタン打点王は今季初実戦で緊張しながらも躍動した。

 「代打で使われることが多いと思うので、バットになんとか当てて、チームのためになるようになれたらいいなと思う」
 目指すのは5年目で自身初の開幕1軍だ。「ずっと目指してきて、ようやくチャンスが巡ってきたと思う。もう打ち続けるしかない」

 27歳と決して若手とはいえないが、「初めて囲み取材を受けました。こんな感じで大丈夫なんですかね?」と初々しい。東福岡から明学大、BC福井と渡り歩いてきた苦労人。努力の年輪が感じられた。

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2023年2月21日のニュース