【侍ジャパン】村上 ダルから豪快弾&流し打ちも謙そん「たまたま」 対戦「自分の野球人生にとって財産」

[ 2023年2月21日 16:13 ]

<侍ジャパン宮崎合宿>ライブBPでダルビッシュ(左)からバックスクリーン弾を放つ村上(撮影・平嶋 理子)
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 3月のWBCに出場する侍ジャパンの宮崎強化合宿が21日、サンマリンスタジアムで行われ、村上宗隆(ヤクルト)が実戦形式の打撃練習「ライブBP」でダルビッシュ有投手(パドレス)と対戦。“2安打”をマークした。

 打者から立候補が殺到する中、最初に打席に立った村上。4球目をバックスクリーンへ放り込み、場内からはどよめきと拍手が起きた。大城、近藤、岡本、牧との対戦が終わると、吉井コーチから「村上もう1回!」との掛け声がかかった。レガースを外し、ゲージの裏に回って“見学”していた村上は慌てて準備。打席に入ると、2球目の変化球を見事に左前へ流し打った。ダルビッシュは「おおー」と声を挙げて拍手し、登板後「打った瞬間行ったかなと思ったので…でも、まあこんなところで公開処刑されて…悲しいです」と苦笑。「ツーシームをインコースから入れようとしたんですけど…高めに吹き上がって。でも、あの球を、そんなに簡単にはメジャーのバッターでも打てないので。それを一発でファっと打ったのでびっくりした」と絶賛した。

 練習後、取材に応じた村上は「テレビで見てた人。まさか自分が打席に立てると思っていなかった。本当に打席に立ってみて、テレビの人と対戦しているというか…幸せを感じながら打席に立ってました」とダルビッシュとの対戦に感激。強烈な一発は「風も良いふうに、吹いてたんで風に乗って入ってくれた。球も力強くて。すごい良い球だった。打てて良かった。思い出になりました。たぶん真ん中高めのツーシームかストレートか速い系の球でした」と振り返った。

 ダルビッシュの「公開処刑」コメントに、「言われました、僕も。公開処刑すんなよって言われましたけど、もう必死にいったんで…」。ライブBPでの対戦が決まり、「球が速いのはわかってるし、投げ方もわかってたので、正直昨日の夜から対策は練っていました」とイメージして打席に入った。

 “おかわり”の打席については「来そうだなって思って…ダルさん悔しそうな顔してたんで。もう1回来そうだなと思って隠れてたんですけど、来ましたね」と振り返り、スライダーを逆方向へ軽打した結果に「ファーストゴロもしてるし、空振りもしてるし。たまたま結果がそうだったというだけです」と謙そんした。

 「ダルビッシュさんの球を見れたことは自分の野球人生にとって財産。これから先につながると思います。すごく良い時間過ごせました」と充実の表情だった。

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