【侍ジャパン】村上、大城、近藤、岡本、牧 ダルビッシュと対戦5選手が語った「すごさ」

[ 2023年2月21日 18:02 ]

<侍ジャパン宮崎合宿>ライブBPでダルビッシュ(左)からバックスクリーン弾を放つ村上の打球を見る近藤ら(撮影・平嶋 理子)
Photo By スポニチ

 3月のWBCに出場する侍ジャパンの宮崎強化合宿が21日、サンマリンスタジアムで行われ、実戦形式の打撃練習「ライブBP」にダルビッシュ有投手(36=パドレス)が登板した。

 対戦した村上宗隆内野手(22=ヤクルト)、大城卓三捕手(30=巨人)、近藤健介外野手(29=ソフトバンク)、岡本和真内野手(26=巨人)、牧秀悟内野手(24=DeNA)がダルビッシュのすごさを語った。

 ▼村上(バックスクリーン弾、左前打を含む安打性2本) テレビで見てた人。まさか自分が打席に立てると思っていなかった。本当に打席に立ってみて、テレビの人と対戦しているというか…幸せを感じながら打席に立ってました。(本塁打性の当たりは)風も良いふうに、吹いてたんで風に乗って入ってくれた。球も力強くて。すごい良い球だった。打てて良かった。思い出になりました。たぶん真ん中高めのツーシームかストレートか速い系の球でした公開処刑すんなよって言われましたけど、もう必死にいったんで…ダルビッシュさんの球を見れたことは自分の野球人生にとって財産。これから先につながると思います。すごく良い時間過ごせました。

 ▼大城(4球の対戦で安打性なし) 自分の中でも非常にいい経験というか、とても充実した打席だった。全球違う球だったんですけど、バッター目線で見られて良かったです。(同様の投手は)日本にはいないですね。スライダー、スラーブ、ツーシーム…あとはチェンジアップかな…?落ちる系ですかね。あっという間に終わってしまったので…ツーシームは手元で曲がった。落ちるというより曲がる感じでした。

 ▼近藤(5球の対戦で安打性1本) みんなで話してたんですけど、浮ついた気持ちは何なんだっていう。そこにダルさんの凄さがあるなと。打席が終わってからフワフワした感じでしたので。光栄な気持ちと不思議な気持ちで、1打席があっという間に終わってしまった。もっと楽しみたかったです。(内角のボールゾーンからストライクゾーンに入る球は)見たことのない軌道。見逃したら真ん中くらいだったので。これが本場のツーシームというか、フロントドアなんだなと感じた。なかなか日本のピッチャーでは…。前、(広島の)黒田さんと日本シリーズで対戦した時に、同じような球はありましたけど…誰もが“神様”のように感じて思っていたと思いますけど、ダルビッシュさんから話しかけてもらえますし、壁というものをダルビッシュさん側から徐々に取りのぞいてくれている感じがする。緊張せずに答えられている。そういう雰囲気を申し訳ないくらい作ってくれている。

 ▼岡本(5球の対戦で安打性なし) あそこで投げるという話を聞いてから、絶対に打席に立たせてもらいたいと思っていたので、すごい楽しかったです。他の人との兼ね合いがあったので(球数は)少なかったですけど、それでもすごい良い時間だなと思いました。もうすごい一球一球。なんとも言えない。本当に打席に立ってもそうですし、後ろから見ていても変化球がすごい、ストレートもすごい。まだまだ調整段階だとは思うんですけど、すごいなと思いました。

 ▼牧(4球の対戦で安打性なし) まっすぐとツーシーム、スライダー系でした。球の速さというより強さがすごく伝わった。変化球でも強い感じはしました。球の強さもあるので手が出なかった。(ファウルした4球目は)ツーシームでしたけど、差し込まれたという印象があります。ツーシームは垂れながら落ちるイメージだけど、そのままの強さで来た感じ。変化量は大きいと思います。メジャーで戦っている投手の球質とか、球の強さを確認しようと思っていた。ワクワクしながら打席に立って。4球って限られた球数でしたけど。すごくワクワクした。すごい投手だなと。ああいう投手を打たないと勝てない。今日見たことを次に生かしたい。球が強いので振り負けないように。見過ぎない。強く振っていかないといけない。

続きを表示

2023年2月21日のニュース