オリックス　ドラ1曽谷、25日紅白戦デビューへ「堂々と投げていきたい」

実戦的な打撃練習に登板したオリックス・曽谷
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　オリックスのドラフト1位左腕、曽谷（白鴎大）が20日、宮崎キャンプで実戦的な打撃練習に初登板し、長い手足を生かしたダイナミックなフォームから繰り出す力強い直球で空振りを3つ奪うなど能力の高さを示した。プロの打者とは初対戦で、事前に球種を伝える形で5人に計25球。安打性5本を許しても一定の手応えをつかんだ。

　「真っすぐとスライダー、ツーシームを投げた。プロの打者はしっかりと強いスイングで、捉える力が凄い。ちょっとシュートしていたのもあるけど、空振りを取れたのは大きい」

　特に19年首位打者の森に対する投球に胸を躍らせた。5球のうち安打性2本。直球を左中間にはじき返されて洗礼を浴び、「オーラが凄い。でも、楽しく投げられた。これからにつながると思う」と前を向いた。

　順調な調整ぶりで25日の紅白戦での実戦デビューも決まった。1イニングの登板となる見込みで「楽しみですね。自信を持って投げることが大事だと思うので、堂々と投げていきたい」と意気込んだ。「こだわっていきたい」という先発ローテーション入りへの挑戦がいよいよ本格的に始まる。（中澤　智晴）

　◇曽谷　龍平（そたに・りゅうへい）2000年（平12）11月30日生まれ、奈良県出身の22歳。斑鳩小1年で野球を始め、斑鳩中では志貴ボーイズで全国大会出場。明桜では2年夏に甲子園出場。白鴎大では3年春に最多奪三振、3年秋に優秀選手賞、最多勝利、最優秀防御率、最多奪三振、ベストナインを獲得。4年春にノーヒットノーランを達成。1メートル82、80キロ。左投げ左打ち。