ヤクルト新外国人エスピナル　伊藤コーチの“宝刀”スライダー習得意欲

伊藤コーチが見つめる中、ブルペンで投球練習するエスピナル（撮影・沢田　明徳）
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　ヤクルトの新外国人エスピナルが、伊藤投手コーチ直伝のスライダー習得に着手した。

　当初予定になかったブルペンで53球を投げ、見守っていた伊藤コーチの「伝家の宝刀」をレクチャーされた。「今まではカットボールに近い鋭いスライダーだったが、もっとスピン量を増やして、大きく曲がるスライダーに取り組んでいる」と説明。

　同コーチは「全然スライダーが曲がらなかったので…。でも、安定感はなかったけど、曲がる球も出てきた」と苦笑いを浮かべながらも、成果はすぐに表れ始めた。

　ドミニカ共和国出身で、現役時代の伊藤コーチの投球は知らないが「今日教わった後に当時の動画を見たら、凄いスライダーを投げていた。びっくりしたよ」と感嘆。先発ローテーション入りを目指し、沖縄・浦添で「魔球」に磨きをかける。（横市　勇）