【侍ジャパン】甲斐“ダル先生効果”を証言 朗希のスライダーの曲がりに大きな変化「教わりました、と」

[ 2023年2月21日 16:22 ]

<侍ジャパン宮崎合宿>ブルペン投球を終えてダルビッシュ(右)と話す佐々木朗(撮影・尾崎 有希)
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 3月のWBCに出場する侍ジャパンの宮崎強化合宿が21日、サンマリンスタジアムで行われ、ダルビッシュ有投手(パドレス)が実戦形式の打撃練習「ライブBP」に登板。村上宗隆(ヤクルト)が最初の対戦でバックスクリーンに叩き込んだ。ライブBP後は甲斐拓也捕手(30、ソフトバンク)と話し合うなど本番に向けて精力的に調整を進めている。

 BP後に取材に応じた甲斐は、ダルビッシュと村上の注目の“対決”を捕手として見届けた感想を聞かれ「僕としては対決という意識はなかった」と苦笑いを浮かべながら素直な思いを口にした。

 ダルビッシュとの話では「球種の話とか。ブルペンでは見えないものもあるので」と様々な意見を交わした様子。本人も手応えを口にしていたスライダーについては「やはり投げ分けができるようにね。ダルさんが僕(が捕手)だから我慢するというのは嫌なんで。いいものを引き出せるように何とか合わせていきたい」と今後のさらなる連携強化への意気込みを語った。

 ここまで様々な面において大きな存在感を示しているダルビッシュ。甲斐から見た投手陣への影響について「ピッチャー陣への影響力は間違いなく物凄くあると思いますし、ブルペンで佐々木朗希くんの球を受けましたけど、スライダーの曲がりがとても良かったんで話を聞いたら“ダルビッシュさんに教わりました”と言っていたんで。そういった間違いなくプラスはある」と“ダル先生効果”を証言した。

 18日にダルビッシュの初ブルペンで球を受けた際には「僕も緊張しましたけど、やっぱ素晴らしい球でした。どの球も。僕は今まで受けたことがない球だった。1球1球考えて投げてるなって僕も凄く伝わってきたので、受けてて楽しかったというか感動したというか、ていう感じでしたね」と振り返っていた甲斐。

 この日は「楽しいという感覚はゼロになっていくと思う。とにかくいいものを引き出せるように何とか合わせていきたい」と侍ジャパンの要として、ダルビッシュだけでなく若い投手陣をリードしていく意気込みを示した。

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