【侍ジャパン】ダル、村上に驚き「あの球、メジャーのバッターでも打てない」 被弾に苦笑「公開処刑」

[ 2023年2月21日 12:36 ]

<侍ジャパン宮崎合宿>ライブBPでダルビッシュ(左)からバックスクリーン弾を放つ村上(撮影・平嶋 理子)
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 3月のWBCに出場する侍ジャパンの宮崎強化合宿が21日、サンマリンスタジアムで行われ、ダルビッシュ有投手(パドレス)が実戦形式の打撃練習「ライブBP」に登板した。

 マウンドに向かうダルビッシュに観衆からは拍手が送られ、甲斐とのバッテリーで登板。打者から立候補が殺到する中、最初に打席に立ったのは村上。4球目をバックスクリーンへ放り込み、場内からはどよめきと拍手が起きた。

 YouTubeの侍ジャパン公式チャンネルはライブBPが始まると視聴者が2万人超まで跳ね上がり、注目度の高さを見せた。この日は村上のほか、大城、近藤、岡本、牧と対戦した。

 登板後、報道陣の取材に応じたダルビッシュは、村上に浴びた一発について「打った瞬間行ったかなと思ったので…でも、まあこんなところで公開処刑されて…悲しいです」とジョークを飛ばして笑いを誘った。

 「ツーシームをインコースから入れようとしたんですけど…高めに吹き上がって。でも、あの球を…そんなに簡単にはメジャーのバッターでも打てないので。それを一発でファっと打ったのでびっくりしました。いってファウルかなと思いましたけど、それを芯でとらえて。本人は風ですとか言ってましたけど、経験はあるのでちゃんととらえていたなと思います」と称えた。

 大リーグ所属選手は対外試合出場が、大会開幕直前の6日からと制限されている。ダルビッシュにとっては、実戦を想定する貴重な機会である一方、侍打者陣には、普段経験することのできない最高の舞台となる。合宿スタートから4日、投手だけでなく野手とも積極的に対話する姿勢で若手から「ダルさん」と慕われる日米通算188勝右腕。野手陣が「打ちたい」と熱望するのは当然だ。ダルビッシュはライブBPについて「死球を当てないように」と冗談めかして話していた。

 休養日となった20日は宮城とメイン球場を訪れて調整。午前10時過ぎに球場入りし約2時間半、非公開で練習を行った。自身のツイッターでは、その後、宮城と一緒にスワンボートに乗っている動画、写真をアップし「宮城投手とスワンボートデート」とつづった。その後の投稿では山本、宇田川、今永、高橋宏も含めた6ショットを披露。さらに「宇田川さんを囲む会に参加させていただきました!宇田川さん、ごちそうさまでした!」と合宿参加中の侍投手陣全14人との食事後の集合写真をアップ。若手選手と、つかの間のリラックスした時間を共有していた。

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