阪神新助っ人 スロー調整のB・ケラーに岡田監督苦言 先発ローテで「今だったら、投げられへんぞ」

[ 2023年2月21日 05:15 ]

打撃投手を務める阪神のB・ケラー(撮影・北條 貴史)
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 新助っ人だからといって、いつまでも特別扱いはしない。阪神・岡田監督がB・ケラーに「ペースアップ指令」を出していたことを明かした。先発陣は質量ともにリーグ屈指で、現状では開幕1軍も保証しない考えを強調した。

 「だから、ちょっと言うたんよ。ブルペンの回数とか、球数とか。ちょっと危機感を持てと。今だったら、そんなん、おまえ、(先発ローテで)投げられへんぞってな」

 2日に初ブルペンで45球を投げた後、2度目は7日後の9日。以降は再びブルペン入りがなく、14日に初めて実戦的な打撃練習の登板に臨んだ。打者に対する投球は今回が2度目。その間の15~19日もやはり投球練習は一度も入れていない。日米で調整法の違いがあるとはいえ、あまりにもスローに映った。

 14日の打撃投手後に投手コーチを通じて苦言を伝えられたこともあってか、この日は一人だけ2度マウンドに上がった。ただ、計42球を投じて島田、森下らに直球を捉えられるなどピリッとしない。

 「日本人投手のペースが早く、100球ぐらい投げたりして、米国と全然違う。比べることはできないけど、まだ1カ月ちょっとあるのでペースを上げていきたい」。本人は前向きでも、岡田監督は18日のDeNA戦で結果を出せなかった岡留と岩田を即2軍降格させたばかり。うかうかしてはいられない。(山添 晴治)

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2023年2月21日のニュース