闘病中の北別府学さん「まだまだ頑張ります」 妻がブログを更新「ピンチを切り抜けました」

[ 2023年2月21日 14:32 ]

北別府学氏
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 昨年6月に敗血症を患っていることを公表した野球解説者、北別府学さん(65)のブログが21日、妻・広美さんによって17日ぶりに更新され、帯状疱疹を発症していた北別府さんの病状が快方に向かっていることが報告された。

 広美さんは「ピンチを切り抜けました」のタイトルでブログを更新。「目の前のピンチを切り抜けてくれたようです!はっきりと目を開けて普通に会話をしてくれました」と書き出すと、「起きた時を狙って口に流し込むという感じですが、スープやお粥などを少しだけ食べてくれるまでに。ひたすら眠っている主人に、届いたお見舞いのことやご声援のコメントを話し聞かせましたが、届いていたのだと思います!」と感謝と喜びを込めて報告した。

 広島時代にエースとして通算213勝をマークした北別府さんは2020年1月に成人T細胞白血病(ATL)を患っていることを公表。同年5月には次男をドナーとする骨髄移植を受け、21年3月に約1年2カ月ぶりにテレビ番組コメンテーターとして“現場復帰”した。だが、21年6月に転倒して側頭部を10数針縫い、尾てい骨を骨折。21年11月には大腿骨骨折が判明して人工大腿骨にする手術を受け、22年には3月の尿毒症に続いて6月には敗血症を発症するなど入退院を繰り返し、腎機能の低下により人工透析を受けていることも公表している。

 広美さんは今月4日に「頑張っています」のタイトルで夫に代わってブログを更新し、北別府さんが帯状疱疹を発症したことを公表。「移植が終わって無菌室にいた時、敗血症になった時、今回の帯状疱疹、苦しい状況になった時にせん妄状態になり意識にない言葉が出ることがあります。今は私に向けてお前はダメ、着替えも下手くそ、悪態をつくような言葉がスラスラと出てまいります。それを見て看護師さんとヨシヨシ、2人で悪態を受け止めましょう!生きていればこそ!と話していると、ふっと我に帰り穏やかに喋る時もあります」と北別府さんの状態を明かしていた。

 この日は「この数週間、眠っているか目が覚めると普段言わないようなおかしな事を言ったかと思うとまた眠るの繰り返しでした。その間、下痢も続いたり痰をたまらせないかとつきっきりで友人の方々、2人のお兄さん、こちらで主人の状況お知らせすら出来ていないという何とも余裕のない状態でした」としたうえで「まだまだ頑張りますので宜しくお願い致しますと主人が申しております」と北別府さんのメッセージも伝え「お礼を申し上げたくて2人で写真を撮りました!(何で写真撮るんやと怒られながら)」とユーモアたっぷりな言葉とともに夫婦の写真も公開している。

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2023年2月21日のニュース